第十三話
あれで八匹目か。
蜂ってホントバカなの?
そんな事よりどうしたものか。
しっかり考えよう。
とりあえず……
蜂はバカ。
蜘蛛は俺に興味が無い。
俺は蜂の餌。
俺は動けない。
俺は腹が減らない。
俺は眠くならない。
…………なんら問題無い?
このままでも問題無さそうな気がするな。
虫も見過ぎて慣れてきたし。
いかんいかん!!
蜘蛛公の餌の餌なんてやっられるか!!
もう一度考えよう。
とにかくこの糸をどうにかしないと駄目だ。
頭、体、腕、足、槍、全て糸が付いてる。
激しく動くと余計に絡まる。
そっと動くと糸がスゲー伸びる。
これ無理でしょ。
どうしたものか。
んっ?
デカダンゴムシか。
そういえばこんな奴もいたな。
よく見たら結構いるし。
まぁ、こいつらは問題無いか。
⭐︎⭐︎⭐︎
あ゛ーー無理。
全然取れる気しない。
蜂はスゲー取れてるけどな。
蜘蛛もさぞ満足したんだろう。
掛かった蜂を放置かよ。
そして目の前には残された蜂が三匹……。
見慣れたとは言えこんな近いと嫌だな。
なんなんだこの地獄は……。
生き地獄?
いや、死んでるしな。
虫キモ地獄かな。
あーやだやだ。
まだダンゴムシ見てる方がマシだ。
ん?
なんか白いダンゴムシ発見。
アルビノ?
違うな。
あー……脱皮?
モゾモゾして下から黒いの見えてるわ。
へー、虫って脱皮するんだ。
脱皮ねー……。
そうかっ!!
そうだっ!!
脱皮すりゃ良いんだよ。
いやー良くぞ教えてくれたダンゴムシ。
⭐︎⭐︎⭐︎
ふふふっ……。
自由だっ!!!!
んー、動けるって素晴らしい!!
覚えてろよ蜘蛛公っ!!
その甲冑と槍は俺のだからなっ!!
糸が絡まった甲冑を、正に脱皮するかの如く脱いで虫キモ地獄を脱出する事に成功した。ただ、甲冑と槍はまだ絡まったままだ。
取ろうとしても糸が伸びるだけか……。
どうしたものか。
まぁいいか。
今出来る事は無いな。
とりあえず骨だけだと心許無いから……
どこいったかな……
あったあった!!
さっき捨てた木の棒!!
とりあえずコレで行くか。
んっ?
……気のせいか?
甲冑を脱いだせいか速く動ける気がする。
いや……気のせいじゃないぞコレ!!
マンガで良くあるヤツか!?
重い服脱いでパワーアップ的な!?
ふふふっ。
これなら虫からも普通に逃げれそうだな。
まぁ、見つからないように行くけど。
程なく下に降りる階段を見つけた。
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名前:山田太郎(45)
種別:スケルトン
職業:ー
レベル:11
スキルポイント:11
固有スキル:粉骨砕身
スキル:槍術2
忍び足
筋力強化
体力強化
敏捷強化
装備:棍棒




