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序
人は生きている間に幾つもの選択をする。
その中には後悔もあるはずだ。
自分が選んだ道を1度たりとも疑わず、正解だと信じて進める人なんてどこにいるだろうか。
あの時こうしていたらと考える事は誰でもあるだろう。
しかし、人生は引き返せない。今どんなに不幸だとしても前を向いて進むしかないのだ。希望を持って自分を信じる限り、幸せは失われない。
そんな世の中で人に流されてばかりで自分に嘘をついて生きる孤独な少女がいた。
彼女は自分の人生に希望を見いだせず絶望した。
少女は愛を求め、幸せを願っていた。
少女にとって愛とは幸とは何なのか。