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あやかしの薬屋へようこそ  作者: 相楽未音
第一章 はじまり
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ヨモギと妖力

読んでくださってありがとうございます(_ _*)

あれから絹江さんから嫁子さんの様子を聞いてみた。

「食が細くて今日もあまり食べてないのよ。どうしたらいいのか…」

やはり、あまり良くなってないようだ。

「1度、様子を見に行きましょうか?もしかしたら産後で妖力が衰えているのかもしれません。」

「そんな事が…人でも産後の肥立ちが悪い事はあるけど、あやかしも同じなのね。」

「はい。なので明日伺いますね。」

「ありがとう桜花ちゃん。」

こうして明日は絹江さんのお宅に伺うことになった。


この日の夜、ヨモギ茶と妖力丸を作る。

妖力丸は人間には猛毒なのでお店には置いてない。

依頼があった時にしか作らない。

妖力丸の材料は夢幻草という妖力を注いで育てた特殊な薬草と葛、アマドコロを使う。


この夢幻草が人には猛毒なのである。

これを薬研(やげん)を使い薬にしていく。

この時に妖力を注いでさらに薬効を上げていく。

粉状になった薬を今度は器に移し、少量の水と混ぜながら練っていく。

この時も妖力を込めていく。

妖力丸を作る時はいつも以上に妖力を使う。

ある程度粘りが出てまとまってきたら、小さく丸めていく。

妖力を注ぎ乾燥も早めて完成。

これで妖力丸の完成だ。


新しく薬研(やげん)を取り出し、ヨモギ茶を作っていく。

これにも妖力を注ぎ作っていく。

こうして、明日使うヨモギ茶と妖力丸が完成した。

気が付いたらかなりの時間が経っていたようだ。

軽く湯浴みを済ませて、明日の準備の確認をした。

妖力丸が人の力では開けられない様に呪い(まじない)を施した筒に入れておく。

こうすることで人が誤って使えないようにする。

これで明日の準備は完成だ。

絹江さんところの嫁子さんには久しぶりだから、とても心配だ。


夢幻草は架空の薬草です

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