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あやかしの薬屋へようこそ  作者: 相楽未音
第四章 薫衣草とカミツレ(ラベンダーとカモミール)
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寝る前に少し勉強します。

母様が部屋を出た後、母様に渡された書物に目を通す。これは里の歴史を記載してあるものだ。

『薬師の妖狐族が集まりそのうち妖力が高い者が調香師として里を守り始めた。里の長は陰陽師と契約した一族から決められていた。時が経ち、契約は途切れたが契約していた一族が里の長として里をまとめ始めた。これが白夜の里の始まりと言われている。』

里の始まりすら知らなかった私には良い勉強になる。私は里のことを知らな過ぎていた。里の外で長く暮らしていたからという言い訳は通用しない立場。この位知っていないと明日の勉強で恥をかくところだった。それからも書物を読み漁り明日に備えてある程度の知識を身につけていく。礼儀は母様直々に教えてくれるらしいが、勉学は御祖父様が教えてくれるらしい。座学は得意だけど礼儀となると大変だ…

座学だけでも予習しておけば明日楽になるだろう。そう考えて書物を読む。


『白夜の里には調香師の一族も住んでいる。長の一族と共に里を守ってきた一族だ。稀に長の一族から調香師の才能を持つもの現れる。その時はその者が調香師となる。』


父様みたいな人が稀に現れるのか…


「桜花ちゃん?」


父様が離れに来た。


「はい。今開けます。」


「まだ起きていたんだね。」


「はい。御祖父様から借りた書物を読んでいました。」


「里に関する書物だね。僕も読んだよ。一族に産まれたものは一度は必ず学ぶ事なんだ。桜花ちゃんは人界で育ったから遅くなってしまったけどね。」


「これから頑張ります。」


「うん。だけど無理はしちゃダメだよ?そろそろ寝なさいね。」


「はい父様。」


「僕が出たら寝るんだよ?」


「はい。おやすみなさい。」


「おやすみなさい。桜花ちゃん。」


そう言って父様は部屋を出た。私も大人しく寝よう。

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