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あやかしの薬屋へようこそ  作者: 相楽未音
第三章 蓮と睡蓮
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蓮の葉茶をいっぱい作ります。

夜明け前に薬草園の奥にある池に行く。

蓮の葉茶の為に蓮の葉を採取して、睡蓮の入浴剤の為に睡蓮の花を採取する。


ついでに茄子と胡瓜も採取しておく。

今年の出来も上々だ。


「母様戻りました。」


「桜花ちゃんおかえりなさい。」


「胡瓜と茄子も収穫してきました。」


「あら。茄子の味噌汁にしましょうか。」


「はい!では私は蓮の葉茶と蓮の葉の薬の為に干してきます。」


「行ってらっしゃい。」


いつも通り茣蓙(ござ)を広げてお茶用と薬用に分けて干す。


お茶作りは夏の時期しか出来ないのでいっぱい作っておく。


もう一度薬草園に行って藍の葉を採取する。

藍の葉も今しか採取出来ない薬草だ。

籠いっぱいに採取した藍の葉。

これを背負って庭に戻る。

これも天日干しにする。茣蓙の上に重ならないよう1枚ずつ広げていく。

これを煎じて飲むと解熱、解毒作用がある。

作っておいて損は無い。


「桜花ちゃん。ご飯よ。」


「母様。今行きます!」


今日の朝餉は茄子の味噌汁に、煮干しの佃煮。玉子焼きだった。

母様のご飯はどれも美味しい。

朝餉が済んだら入浴剤作りをする。


花に妖力を流し込み枯れない用にする。

そして湯に浸かると徐々に溶けるよう細工を施す。

これで入浴剤の完成だ。

後はこれを繰り返して作っていく。

私が入浴剤作りをしている間に母様は店を開けると言って出掛けて行った。

清江さんがヨモギ茶を買いに来る日だからだ。

入浴剤を作り終えたら洗濯物をする。

ムクロジを泡立て洗濯をする。

綺麗に洗っていくのはとても気持ちいい。


「ふぅ。気持ちいいな。」


洗濯物を庭に干すと本当に気持ちいい。

入浴剤はお店に出せないけど、自分で楽しむ分には良いのだから。



―――その頃の桃花さん―――――


「今日は桃花さんが店番なのね。いつものお茶あるかしら?」


「絹江さんこんにちは。ヨモギ茶でしたよね。ありますよ。」


「ありがとう。桜花ちゃんも桃花さんが帰ってきて嬉しそうね。」


「そうね。とても子どもっぽくて年相応の姿が見れて私は嬉しいわ。」


「頑張って来たからこれからはいっぱい甘やかすわ。」


桜花ちゃんは桃花さんと居るのが幸せなんですよと絹江さんは思った。

読んでくださってありがとうございます。

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