表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あやかしの薬屋へようこそ  作者: 相楽未音
第三章 蓮と睡蓮
46/87

睡蓮の入浴剤と桃花の悩み

「それにしても桃花ちゃんの入浴剤は面白いわね。」


桃花は桜花の作る入浴剤に興味を示していた。

お湯に浮かべるとゆっくり花を開いて溶けだす仕組みの入浴剤。

売り出せば確実に売れるだろうが、怪しい人物に狙われる可能性も出てくる。

売りに出す時期を見誤って桜花が攫われるのも嫌だ。


「隠しておくのは勿体ないけど、当分は鶯亭に卸すだけにしましょうかね。」


以前、千代に譲った時は試作段階と話しておいたから、まだ大丈夫だろう。

そう考えながら、湯を楽しむ。


「ふぅ。気持ち良かった。ありがとう桜花ちゃん。」


「母様に喜んで貰えて良かったです。」


「桜花ちゃんも入ってらっしゃい。」


「はい。入ってきます!」


元気良く返事をして湯殿に向かう桜花。

その背中を見送りながら桃花は寝室に向かった。


文机には伝言蝶がいた。


「鋼牙さんからだわ。」


『全て片付いた。ただ、血の匂いが取れないので暫く帰れない。鋼牙』


「また無茶したのね…鋼牙さんは怒ると手が付けられないから…」


桃花は文を読みながら呟いた。





――――その頃の鋼牙さん―――――


「血の匂いが取れない…」


「1人で行くからですよ!!長からの指示で血の匂いが取れるまでは里に居るようにとの事です。」


「桃花さんと桜花ちゃんに会いたい…」


「血の匂いが取れるまでの辛抱です。」


湯殿でゴシゴシ洗われながら凹む鋼牙であった。


読んでくださってありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ