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あやかしの薬屋へようこそ  作者: 相楽未音
第三章 蓮と睡蓮
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みんなで囲む夕餉

3人揃っての夕餉。楽しくないわけが無い。


「サザエの焼き加減も良いですね。」


「それは桜花ちゃんが焼いてくれたのよ。」


「そうでしたか。桜花ちゃん上手になりましたね。」


父様に褒められて照れてしまった。


「焼き加減は魚屋さんに教わったんです。」


「そうでしたか。桜花ちゃんは学ぶ事が好きですね。」


「はい!知らない事を学ぶのは楽しいです。」


「ほら2人とも。冷めてしまいますよ。」


「はい。」


母様に言われて黙々とご飯を味わう。

噛むとジュワッと味が溢れてくる鮎。

噛めば噛むほど美味しいサザエ。

お味噌汁は私の好きな馬鈴薯だ。


食後のお茶を飲んでいると父様から話があった。


「桃花さん。桜花ちゃん。ちょっと僕だけで里に帰る事になったよ。」


「里で何かあったんですか?」


「うん。2、3日で戻れると思うよ。桃花さん。妖力丸を用意しておいて。」


「分かりましたわ。鋼牙さん。湯殿の準備が出来てますから入ってきたら?」


「そうするよ。今日は桜花ちゃんが用意してくれたんだよね?」


「はい。蓮の花を使った湯殿を用意しました。」


「それは楽しみだね。」


そう言って父様は湯殿に向かった。


「桜花ちゃん。夢幻草の在庫はあるかしら?」


「あります。足りなければ今から採ってきますか?」


「お願いするわ。夜に採取した夢幻草の方が妖力を高められるから。」


「分かりました。採ってきます。」


急いで薬草園の奥に行く。

夜の夢幻草は淡い光を帯びている。

この状態で妖力丸を作るととても効力が高くなる。

急いで採取して戻ると、母様が薬研を用意していた。


「ありがとう桜花ちゃん。傍で見てていいわよ。」


「はい。母様。」


母様が薬を作るところを見るのは久しぶりだ。


母様の妖力の扱いはとても繊細で綺麗だ。いつ見ても勉強になる。

私もいつかこんな風に扱いたい。


「今回はアマドコロと夢幻草を混ぜての。この2つだけで作る妖力丸は強力なものになるわよ。」


「分かりました。」


私は手帳に書いていく。教わった事は全部書いていく。


「丸める時にも妖力を込めてね。更に効力が上がるわよ。でも今の桜花ちゃんには難しいわね。理由はまだ妖力が少ないからよ。後500年も経てば出来るようになるわ。焦ってはダメよ。」


「はい。ありがとうございます。」




――――その頃の鋼牙――――――


「はぁ~面倒な事になりましたね~まだ桜花ちゃんと遊べてないのに…」

読んでくださってありがとうございます。


鋼牙さんも娘大好きなんです(笑)

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