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あやかしの薬屋へようこそ  作者: 相楽未音
第三章 蓮と睡蓮
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藍の葉と蓮の葉で

和泉さんへ藍の葉を卸した後は、今日はお店を開けずに薬作りに専念する為、絹江さんの元にヨモギ茶を届けに行った。


帰宅後は一度野良仕事用の着物に着替えて薬草園の奥にある池に向かう。

蓮の葉を採取する為だ。


「蓮の花はもうすぐ咲きそう…こっちも採取しておこう。」


蓮の花から精油を採取する為に花も採取しておく。

睡蓮はまだ蕾をつけていないので、もう少し様子見だ。

背負い籠いっぱいに採取して、家に戻る。

花は部屋の中へ運び、葉は茣蓙に畳んで並べていく。

もう1枚茣蓙を取り出してそちらには藍の葉を並べていく。

地味に重労働だ。


それでも楽しい。これが誰かの役に立つと分かっているから。


全部並べ終えたら野良仕事用の着物を洗濯する。

流石に泥々になってしまったからだ。

井戸から水を汲み上げ、桶に水を入れる。

ムクロジを泡立てて丁寧に洗っていく。

綺麗になったら泡を流して水気を取り、庭に干す。

普段着用の着物に着替えてもう一度町に行く。

鶏卵が欲しいからだ。


「すみません。鶏卵10個ください。」


店先で声をかける。


「あいよ。10個ね。全部で五銭だよ。」


「ありがとうございます。」


私はお金を渡して、店を出る。

夕餉は卵雑炊にしよう。


帰宅したらまずは土間の棚に卵を置く。

その後、乾燥具合を確かめる為に葉に触る。

この分だと2、3日はかかるだろう。


日が暮れる前に茣蓙を蔵に運び入れる。

その後、干していた着物を取り込む。

洗濯物を畳んでいたら日が暮れてきた。


夕餉の支度をする為に土間に向かう。

朝の残りの味噌汁に火をつけてご飯を入れる。

良い感じになってきたら卵をといで入れる。

鍋を囲炉裏に吊るして夕餉の支度ができた。


「いただきます。」


久しぶりの卵雑炊。美味しくないわけが無い。

夢中で食べていると家の奥のあやかし道が開いた。


「ただいま。桜花ちゃん。」


文では一月後と書いてあった両親が帰宅してきた。

読んでくださってありがとうございます。

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