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あやかしの薬屋へようこそ  作者: 相楽未音
第三章 蓮と睡蓮
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家でゆっくりと。

朝餉を食べて食器を洗う。

その後は洗濯物を干して二度寝する。


昼頃に起きて、湯殿の掃除をする。

湯船の水を1度全部抜いてムクロジで泡立てた水で洗っていく。

排水は竹で作ってあって、家の前の小川に流れるようになっているらしい。


らしいというのは父様から聞いた話だから。


風呂好きの祖先が妖術を駆使して作り上げたと聞いた時には驚いたものだ。


湯殿を綺麗に磨き上げて、泡を流す。

そしてまた、湯船に水を貯めていく。

このからくりも祖先が作ったものだ。


お風呂への情熱が凄いですよご先祖さま…

そのおかげで毎日入れるから有難いですが…


一通りの家事を済ませて、縁側でお茶をする。

今日のお茶はカミツレのお茶だ。

朝準備しておいたものだ。

考え事や悩みがあるといつもこれを飲む。


一息ついたら洗濯物をしまって畳んでおく。


その後、父様に返信する。


『父様、母様お久しぶりです。文ありがとうございます。調香師の事は父様と母様が帰宅してから詳しく話を聞かせてください。今の私はまだ適任とは思えません。一月後を楽しみにしております。 桜花』


「これでよし。鳥よ。この文を届けておくれ」


妖術で伝書鳥を呼び出す。

父様と母様にこの文を運んでもらう為だ。

ゆっくりと休日を過ごした。

たまにはこんな日もあっていいだろう。





―――その頃の桃花と鋼牙――――

「鋼牙さん?桜花にはまだ早いと言いましたよね?」


「桃花さん、落ち着いて?ちょっと話しただけだから…」


「私は落ち着いてますよ?ただ、私に無断で桜花に話した訳を聞いているんです。」


「話したら反対されるかなと…」


「当たり前です。桜花はまだ100歳なんですよ?何を考えているんですか?」


「えっと…」


「今日はその辺をはっきりと聞くまで許しませんよ。」


こうして鋼牙は桃花に説教さらたのであった。



読んでくださってありがとうございます。


桃花さんは桜花ちゃんの事になると鋼牙さんにも容赦しません(笑)

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