表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あやかしの薬屋へようこそ  作者: 相楽未音
第三章 蓮と睡蓮
21/87

暑くなってきました。

第3章は日常回から始まります。

薬草園の奥にある池に蓮の採取に来た。

蓮は葉をお茶にすると夏によく売れる。

睡蓮も育てているが、それは父様が香料に使ってた名残だ。

薬効もあるが、あまり使ってない。

睡蓮の薬効をもう一度詳しく調べておいても良いかもしれない。


それにしても蓮の葉はお茶にしてもよし、薬効もあるって便利だな。

藍も採取しておく。薬にもなるが、染物屋に卸す為だ。

一番葉を採取する。これが染料になる。

藍だけはいっぱい採取しないといけないので何往復もした。

それでもまだまだ畑には藍が沢山ある。

植えすぎてしまったかもしれないが、薬にもなるし何より藍染め着物や紐が好きなので、いっぱい作って欲しいという願望もある。


染物屋までは少し遠いので荷馬車で行く事にする。

なんせ籠5つ分も採取してしまったのだ。

町中を歩いて染物屋まで行く。


「桜花ちゃん。今日はお店休みかい?」


「そうなんです。ついつい採りすぎたものを売りに行くんです。」


「この時期名物だね~桜花ちゃんの藍好きで採り過ぎるのも。」


毎年恒例になりつつあるのは恥ずかしい気もするが、藍の栽培は楽しいからやめられない。


「今度、蓮の葉茶を買いに行くわね。」


「お待ちしております。」


町の人と話しながら染物屋に向かう。


「こんにちは。蓬莱堂の桜花です。藍の葉を納めに来ました。」


染物屋の前で声を掛ける。そうすると中から職人さんが出てきた。


「こんにちは桜花ちゃん。親方は今手が離せない作業中で、代わりに私が代金を払います。」


「番頭さんこんにちは。籠5つ分です。」


「どれどれ…これは良い葉ですね。全部で3円で、引き取らせていただきます。」


「ありがとうございます。二番葉が出たらまたお持ちしますね。」


「それは楽しみです。桜花ちゃんの育てる藍は美しく染め上がりますから。」


「趣味で育ててるだけです。ちょっと藍染めが好きなだけですよ。」


「その気持ちが大切だと親方はいつも言ってますよ。この時期は忙しくて桜花ちゃんに会えないのが寂しいってぼやいてますよ。」


笑顔でそう言う番頭さん。

親方さんに会いに来るのもいいかもしれない。

「では、そのうち遊びに来ると伝えてください。」


「親方が喜びます。またいらしてくださいね。」


「はい。必ず。」


挨拶をして家路に着く。




読んでくださってありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ