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あやかしの薬屋へようこそ  作者: 相楽未音
第二章 藤の花
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相談してみます。

読んでくださってありがとうございます。

次の日、抄伽さんに相談する為に抄伽さんのお店を訪ねた。


「抄伽さーん。相談があるんですが…」


「桜花ちゃんどうしたの?」


「実は今、実験をしているんですが…その副産物といいますか…蜜がいっぱい出来上がってしまったんです。」


「なるほどね~どの位の量なの?」


「壺5本分です…」


「結構な量ね~花の種類は?」


「藤の花です…」


「良いわね~うちで全部引き取るわよ。」


「本当ですか!?ありがとうございます!!!!」


良かった。引き取って貰えた。


「それにしても何の実験をしていてこうなったの?」


「実は…」


私は依頼の内容を一部伏せて話した。


「藤の花の練り香水ね~鋼牙も作ってたわね~」


「そうなんですか?」


「ええ。桜花ちゃんと同じ様に依頼されてね。藤の花では無かったけど、練り香水を依頼された事があったのよ。」


「そうだったんですか。だから書物があったんですね。」


「そうね、でも詳しくは書いてなかったでしょ?」


「そうですね…なので苦戦しております。ただ、これも修行だと思って挑んでます。」


「本当に頑張り屋さんね。桃花よりも良い薬師になるわよ。」


「まだまだ母様には及びません。日々修行です。」


「鋼牙も桃花も本当に良い娘も持ったわね。」


「まだまだ未熟者ですよ。」


「頑張り屋さんの桜花ちゃんに1ついい事を教えてあげるわ。蜜にも花にも香りはあるのよ。」


「え…?」


「私が教えられるのはここまでよ。後は自分なりに考えてみてね。それとこれをあげるわ。今日採りたての蜂蜜よ。これを食べて元気出してね。」


「抄伽さん…ありがとうございます。もう一度頑張ってみます!!!!」


「またいつでも遊びにいらっしゃい。」


「はい!!!!」


私は抄伽さんに元気を分けてもらって店を飛び出した。

花も蜜も2つで1つ。この考えがあってるなら次は出来るかもしれない。

今日はもう遅いので、明日もう一度挑戦してみよう。


抄伽「これで良かったのかしら?」

???「ええ。あの娘ならばこれで気が付くでしょうね。」

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