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あやかしの薬屋へようこそ  作者: 相楽未音
第一章 はじまり
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藤の花で優雅に

読んでくださってありがとうございます。

妖力をかなり消耗した状態で帰宅した。

それでも湯浴みをしたい。

出掛ける前に湯殿の準備をしといて正解だった。

後は火を付けて入れる温度になるのを待つ。


待っている間に葛湯を飲む。

疲労回復効果があるし、落ち着くのだ。


湯が沸いたら、湯浴みの準備をする。

湯殿に藤の花を飾り、妖力を込める。


すると、藤の花が湯に少しづつ散り始め湯に解けてゆく。


湯の色が薄紫に染まり、湯殿には藤の香りが漂う。


その湯に身体を沈め、ゆっくり堪能する。


「ふぁ~気持ち~」


つい声が出てしまったが、本当に気持ちいいのだ。

香りを楽しみながら暫く湯に浸かる。


妖力を使い過ぎた時にはこんな風に湯を楽しむのが好きなのだ。


藤の花が全て散り、湯に解けていく。

それを眺めながらゆったりと湯を楽しむ。

熱くもなく、ぬるくもない丁度いい温度。

湯殿全体に香る藤の香り。


最高の湯浴みの時間。


今は藤の花だが、夏になったら薄荷で涼しくするのも良いなと思いながら、藤湯を堪能した。

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