第二十一話 白蛇
「――――――――――――」
なにが起こっているのか.....コイツは何なのか.....何でコイツは出てきたのか......敵なのか......何でもないのか.......
あらゆる事が意味不明な状況だが......コイツをこの目で観て分かった事がある。
......この森に漂ってる魔力は、コイツが原因だと。
「ルゥゥゥゥ....!」
根拠なんてない。
でも、コイツから観えている魔力は、この森に漂ってる魔力とほぼ同じだ。
「......成程ね...」
白蛇の森とは、よく言ったものだ。
確かにこんなもんが居座ってたら、魔獣も寄ってこない。....コイツはそのぐらい強い。
「ルォォォォォ!!!」
「がっ!?〜〜!!」
耳がっ!?至近距離で叫ぶなよ!!!
本当に鼓膜持ってかれるかと思ったぞ!!?
ボヒュウッ!!!
「ルォォォォォ!!!」
「っ来るか!」
こっちに突進してきた。
だかあの巨体だ。初速は遅い。
(先手必勝.....じゃなきゃ死ぬ!!)
大剣を抜く。
間に合わせだったが、今回は助かった。
『星旅』は剣の重量も関係してくる。
『星旅』を放つだけだったら大剣はかえっていい...!
ジャキッ!
狙うは脳天。
外せば死ぬ。/外すものかよ。
この距離だったら穿てる。/ここで穿ち抜く。
剣は中腰に、腰はそのままに、上半身を後ろまで向けて、構える。
「ルゥゥァァ!!!」
「そこっ!!!」
油断しきってるその脳天に『星旅』を撃った。
..............だが。
ガギャァァン!!!
「.........なっ?!!」
剣が壊れた。
信じられない.....!コイツに触れた瞬間、剣が錆びついた!!
「ルァァァァ!!!」
突進してくる!
マズい...このままじゃ防げずにまともに喰らうことになる!
スッシャン!!!
そう思った瞬間、腰にかけてたさっきの剣を抜いていた。
(なにやってんの僕は!?これで防げるわけないだろ!?)
でも、やるしかない。
やらなかったらただ死ぬだけだ。
水平に跳んでいた身体を、必死に白蛇に向けて、前に突き出したままの左手は、剣に持っていく。
そして、突進してきた白蛇を斬撃で防ぐ。
リィィィン!!!
「えっ!?何!!?」
振り下ろした剣が、何かに反発した。
磁石が同じ磁石を引き寄せない様に。水が油を受け付けない様に。
強く反発された。
そのまま空へ放り出されるぐらいに
ヒュゥゥゥゥ......
「―――――――――――うわっ!?」
空中に放り出された衝撃で、気を失ってしまった。
そのぐらいとんでもない勢いで、反発されたのだ。
だから、気を取り戻した時、一瞬思考が停止した。
雲よりも高い場所に居たから
「っ!!!」
流石に空に放り出された事はない。
このままでは、地面に大激突する事になる。
.....だが、対処法が無いわけじゃない
(頼む!効いてくれ!!)
「『浮かべ』!!!」
その言葉を願った瞬間。
フワッ......
身体が浮かんでくれた。
「はぁ...!助かった.....!!」
もし浮かんでくれなかったら、足場の空気を固定させようと思ったが、そうせずに済んだ。
「うわぁ....こんなに飛ばされたのか...」
完全に雲の上にいる。
真下が真っ白なのだから間違いない。
ただ、そのぐらいの高さに居るという事になる。
.....前に、『くものうえのって、はしりまわりたい!』なんて言ってる子供がいたが、その子供に言ってやりたい。
そんな高いところ行ったら、ビビり上がって動けなくなるぞ....と。
「.....あの白蛇は?」
姿が見えない。
.....まさか見失ってくれた?
だとしたらありがたいが......
ブォヒュュ......
.....流石に無かった様だ。
こっちに近づいている音がする。
(.....どうする?!)
はっきり言って、どうしようもない。
まともな剣で斬りつけよう物ならその剣が錆び腐る。
今手にしてる剣は例外みたいだが....反発されてしまう。
かと言って逃げれるかと言えば、それは絶対無理だ。
この音の感じだと.....かなり速い。
加速こそ遅かったが、最高速度になれば追いつかれる。
そしたら、あの光の束で押し殺される。
(......これは.....死んだかな?)
ちらりと下を見た。
.....雲の切れ目から不意に白蛇と目が合った。
「ルォォォ!」
その時見えた。
白蛇の額から線の様なものが出ているのが。
「....何だ?」
魔力の線か?
だとしても何で出して.....いや?
「こっちが勝手に観てるだけ?」
魔力の流れを?
....僕の眼だったら有り得なくもない。僕の眼には他の人とは違う物が見えてる事があるから。
じゃあ何からだ?
あの様子だと、白蛇の方が魔力を受けている様に見えるが.....
「....待てよ?」
そういえばアイツ、剣を抜いてから出てきたな。
.......剣を奪われると、アイツにとって何かまずいのか?
ふと、今持ってる剣を見た。
........魔力の線が剣に繋がっていた。
「............な〜るほどぉ。」
つまりあれだ。
リュウズの言ってた『力を分けてる』ってのは、コイツのことか。
だから、コイツは剣を取り戻そうとしている。
剣を取られたら存在できなくなるから。
「.......だったら。」
やる事は決まった。
恐らくこの剣は、無理矢理力を分けられてる状態だ。...機会があれば、すぐにでも力を奪い返そうとするだろう。
それを利用する。
「ルゥゥァァ!!!」
下から白蛇が突進してくる。
あぁ、そんなに返してほしかったら返してあげるさ。
.....力を受け取る為にガラ空きなその額に。
「......やらかしますか...!!」
そして僕は、浮遊を解除した。
「......へェっ!」
落下が再開される。
だと言うのに、笑みが溢れる。
......シュイイイ!!!
白蛇の口に、光が集まる。
.....多分、さっきのやつを放つ気だ。
........でも、問題ない!
カァァァ!!!
来た!ここだ!!
「『固まれ』!!」
すかさず、前方の右側の空気を固めた
.....少しでも脚を出すのが遅れたら、僕は死ぬ。
踏み外しても死ぬ。だからここを成功させなければならない。
.....神経を研ぎ澄ます。
そして、両足でしっかり空気を蹴飛ばす。
ダバァン!!
カァァァ!!!
さっきまでいた所に光が通る。
そして、白蛇の左側に弾き出された身体を。
「『白蛇へ翔べ』!!!」
ビリュイン!!
白蛇の方に翔ばす。
「ルァァァァ!!!」
カァァァン!!!
白蛇の身体から光線がたくさんでてきた。
「だろうな!!」
ただで通してくれるわけないと思ってたよ...!
どの光線も、掠るだけで死んでしまうぐらい魔力出力が高い。
だが、動きは鈍い。
これだったら、一つも掠らずにいける。
「ふぅ...............!」
もう一度神経を研ぎ澄ます。
光線の数は多いが、進行上絶対に避けないといけないのは四つ。
掠るだけで死ぬ絶死遊戯だ。
....しかし
カァァン!!
「遅い!」
そんなものに当たってやるものかよ。
全ての光線を避けて、そして。
....ダンッ!!
そのまま白蛇の背に乗った。
「よし!」
光線を突破出来た!
後は額に突っ走って剣を
「ルォォォォォ!!!!」
「ちょっ!?わっ!!!」
背に乗られた事が嫌なのか、急に暴れ出した。
「っ!!」
剣を突き刺して、身体を固定しようと思ったが、そんな事をすれば、反発されてまた吹っ飛ばされてしまう。
意地で、白蛇の身体にしがみつく。
「ルァァァァ!!!」
「くっ!.....わわっ!!?」
油断したら引き剥がされる。
だが、引き剥がされる訳にはいかない。
初見だったから、突破出来たが、次もうまく行くとは思えない。
恐らく、これが最初で最後のチャンスだ。
絶対に離してなるものか!!
.....ラァァァァ!!!
「えっ?!」
何だ?白蛇の身体が光って....
リィィィン!!!
突然、白蛇から閃光が走った。
「まぶっ!?」
直接、眼にすれば失明してもおかしくない光だ。
急いで眼を覆った。
(おい!?何だよあれ!??)
(何なんだ!あの蛇は?!)
(おい逃げろ!こっち来るぞ!!)
.....聞こえない筈の....人の声が聞こえた。
「......へっ?」
ふと、よそを向いた。
いつの間にかフルシュの街にいた。
「なっ!?」
何で!?さっきまで大空にいた筈なのに!!
(ちょっと!?何よあれ!!!)
あ、あの二人....今朝の魔獣討伐の!?
(知るか!!いきなり光ったと思ったらいたんだよ!!!)
光ったと思ったらいた?
.....まさかコイツ....自分を『転移』したのか!?
バカな!?『転移』は専用の魔術具が無いと絶対できない超高等魔術......いや、魔法だぞ!?
媒介無しでやったら、身体が消えててもおかしくない!
それを媒介なしでやったのか!?コイツは?!!
だとしたらマズい!
早く決着をつけないと、被害が僕だけじゃ済まなくなる!!
他人がどうなろうと知った事じゃないが、自分の失態で人が傷つく事だけはあっちゃいけない!
「ぐっ!うぉぉ!!」
白蛇の額に向かって、よじ登る様に進む。
意地でも前に進まなければ!
早く剣を刺さなければ!!
(早くこっちに!急いで!!)
(エ...お嬢様!奴は私が相手しますから、どうかお逃げください!!)
(おいシュイノ!しれっと俺を忘れんな!!)
「!?ちょっと待てよまさか!!!」
その声がした方を見た。
......案の定、エリーテ達が居た。
.......逃げる人達を背に剣を抜いて。
「っ!お人好しにも程がある!!」
彼女、人を逃がす為に戦うつもりだ。
正気の沙汰じゃ無い.....こんなの相手に何ができると思っているんだ!?
「すぅぅぅ...!!」
肺に酸素を取り込む。
ここから聞かせるにはこうするしか無い...!
「何やってんの逃げろォ!!!!!」
とにかくでかい声を出して警告しないと!!!
「ふえっ!?ティーザ君?!!」
よし!聞こえたみたいだ!
後は、あの子達を逃げさせなければ....!
「戦ったら死ぬぞォォ!!!!!」
実際、エリーテ達が来て勝てるかと言われると......無理だ。絶対に勝てなくなる。
コイツに関しては、数の暴力が役に立たない!
「ルゥゥゥゥァァァァ!!!!!」
「うわっ!?っとと!!?」
抵抗が激しくなっている。
このままじゃ暴れまくって、市街地に被害が及ぶ。
「っ!早く逃げろォォ!!!!!」
どうする!?
「ルァァァァ!!!」
このままでは被害が出てしまう...!
かと言って、剣を放り投げても、剣の方に行くとは思えない。
...間違いなく、コイツには知性がある。
どのぐらいかは分からないが、怒りを感じる程度の知性が。
放り投げたところで、間違いなく僕を襲う。
つまり......逃げる事は出来ない...!!
「〜〜!!くそっ!!!」
弱気になってしまっている!
普段は逃げるなんて選択、絶対に出てこない筈なのに!!
しかしどうすればいい!!!
「ティーザ!手ェ離して避難しろォ!!!」
その時、風に乗ってきた少年の声が聞こえた。
「『風は我の前で荒れ狂い、我はその風を抑え込む。風は自由となる為に嵐と化し、全てを吹き飛ばす。』」
白蛇の真正面に、青色の髪をした少年が浮かんでいた。
「リュウズ!?」
何で浮かんで.....いやそれどころじゃ無い!
あの子....白蛇に魔術を放つ気か!?
「『嵐と化した風を止める者は何もおらず、風は真の意味で自由となる。この風、止めたくば止めてみるがいい。』」
リュウズは詠唱を続けている。
...だが、あんなに長い詠唱は聞いた事がない。
普通、詠唱はかなり省略されるものだ。
魔術は放つ者のイメージと魔力で構成されている。
詠唱は、術者の持つイメージをより明確に、そして魔力出力を高める為に行う。逆に言えば、イメージさえしっかりしていたら詠唱は要らない。
魔力出力に関しては、詠唱しなくても無理矢理上げられる。
つまり詠唱は、腕のいい魔術師ほど省略されていくのだ。
.....普通の魔術師でもここまではしない。
ここまで詠唱すると、魔力出力こそ高まるが、それに伴う魔力消費もバカにならない。
と言うか、詠唱してる時に魔力が切れる。
それを、涼しい顔とは言えないが...平気な顔してやっている。
「『この風は自由そのもの。邪魔する者は、全て風化され骨も残らぬであろう。』.....これ食らって頭冷やしやがれ!!!」
ドビュアァァン!!!!!
リュウズの放った風は、もはや風とは言えなかった。
あるもの全てを抉る、暴風そのものだった。
「...嘘でしょ!!?」
急いで、白蛇から翔んだ。
そのまま居たら、間違いなく巻き添えを食らうと思ったから。
「ルゥゥゥゥァァ!!!!」
嵐を一つに、無理矢理凝縮したそれは.....
白蛇の額に直撃した。
ドバアァァン!!!!
「ルァァァァ!!?!!」
「うわぁぁあ!!!?」
白蛇の身体が仰け反る。
二、三十メートルはあろう巨体が。
そして、避けたとはいえ近くにいた僕の身体は、突風に吹き飛ばされたタンポポの種の様に吹き飛ばされた。
「まずっ!?『浮かべ』!!!」
フワッ.....
っ!危なかった...!
嫌な予感はしたけど、まさかここまでの威力を出すとは...!!
「ティーザ!無事か?!!」
「君のせいで無事じゃなくなりかけたけどね!!」
あんなデタラメな魔力出力.....一体どうやって出したんだよ!?
「軽口叩けるなら大丈夫だな!!」
「何を持って大丈夫なの?!!」
この状況で何を言い出してるんだこの子は!
......だがお陰で、落ち込んでた気分が元に戻った。
「じゃあ本題だ!.....お前、あの剣抜いた?」
「......抜いたからこうなってんの。」
君、この剣見えてるでしょ?
だったら僕が何やったか分かるでしょ!
「そうか.....いや抜いたら何かまずそうな気したんだよなぁ〜。」
.........................................そうか。
「じ ゃ あ 何 で 言 っ て く れ な か っ た ?」
言ってくれてたらこんな事態にはなってないぞ....!
「お前の怒りはよく分かる!すげ〜分かる!!.......実際、俺も申し訳なく思ってる.....」
「謝って済むなら法律はいらないんだよ!!!」
こんな状況にして、『ごめんなさい、てへっ!』で済むか!!!
「謝罪なら後でたっぷりする!それより今は!!」
「分かってるよ!」
あの白蛇をどうにかしなければならない。
「リュウズ!....多分だけど、この剣を額に刺せばアイツを倒せる!!」
「根拠は!?」
「ない!!僕の眼で観ただけ!!!」
「じゃあ信用できるな!」
......いや何で?信用できるとこ一つも無いでしょ!?
「バルドの体だけ持ってる奴なら信用できる!!」
「...............ちょっと待って!?僕そのこと言ってないよね!!?」
ややこしくなるだろうから言わない様にしてた筈なんだけど!?
「もう一つ言ってない事があってなぁ!特定の者って言ったけど、それバルド・ザナルカンドの事だから!!」
この場で僕に、衝撃の事実を暴露しやがった。
つまりあの剣は、バルド・ザナルカンド本人か、その肉体を持っている者にしか抜けなかったと言う事だ。
....そういえば、出会ってからずっと『お前は何で強いんだ?』って言われてたけど.....
.......まさか、気づいてた?気づいて、でも分からなかったから、剣を抜かせようとした?
「リュウズ!?計ったのかリュウズ!??」
君っ、ちょっ......どんなカマの掛け方だよ!?
それ僕何も言ってないのに暴露しちゃてるような物じゃん!?
「いや悪りぃ!どうしても気になっちまって!!」
「そのせいでこんな事になってんだけど!?」
気になったなら、聞けばいいだろうに!
.....あ、それだと僕言わないからこうやったのか...
「ルォォォォォ!!!」
「っ!!」「うるさっ!?」
白蛇が体勢を立て直したか...!
「タフだなぁ......一応最大火力だったんだが。」
「魔力も無尽蔵にあるよ....?」
まぁこうなるよな。
最大火力を放っても....コイツには決定打にならない。
「―――――――――――マジ?」
「媒介無しで『転移』が出来るぐらいには。」
「うへぇ......いやになるぜ全く!」
さて、どうする?
「ルゥゥゥゥ.....」
さっきの一撃が響いているのか、動きは鈍い。
......やるなら今しかない!
「リュウズ、さっきのもう一回行ける?」
「.....魂胆は分かるが、難しいぞ?さっきので魔力が半分消し飛んだ。」
「......どのぐらいいる?」
「十五.....いや、十だな。」
十秒か......行けるか?
いや、行けるかじゃない。行かなきゃ死ぬだけだ。
「.....時間を稼ぐ、詠唱は初めててくれ。」
「...『キング』を囮にはしたくねぇが、仕方ねぇか...!」
リュウズが詠唱を始める。
もう一度、さっきのを当てないと額にまで辿り着けない。
だから死ぬ気で時間を稼ぐ。
「ルォォォォォ!!!!」
まずは、周りを飛びまくって.....
ドグワァンッッ!!!
「..............へっ?」
白蛇の横っ面に、鉄塊がめり込んだ。
「ルッ、ァァァァ....!!」
「―――――――――――――」
何が起こった?
何があって、鉄塊が飛んで来た?
(よ〜し!命中だぁ!!)
(エリーテ様!本当にお逃げください!!!)
....鉄塊が飛んで来た方向には...
大砲を撃ったであろうエリーテが居た。
(....................何やってんのあの子ォォ!!!)
いや逃げろとは言ったけど、何で大砲ある方に逃げてちょっかい出してんのォォ!!!
「ルッ....ゥゥゥゥ.......」
「.......って、あれ?」
ひょっとして......割と効いた?
明らかに動きが鈍くなってる.....?
「.......そうか剣か!!!」
恐らくコイツは、剣が近くにある時は死なないんだ。剣の加護をまともに受けられるから。
....でも、今は違う。
剣がこっちにあるから、傷の回復が出来ないんだ!
森に剣が突き刺さってたから、コイツは倒せないだけで、剣が誰かの物になれば、コイツはむちゃくちゃ強いだけの蛇なんだ!!
「.......勝てる?」
ひょっとしたらの勝ち筋が見えた。
「ティーザ!避けろォ!!!!」
「っ!!!」
言われて、身体を横に翔ばした。
「今日一の風だ.....もう一回食らってけ!!!」
ドビュアァァン!!!
暴風がまた吹き荒れる。
.....そしてその風は、鉄塊を受けて怯んでいる......
ドバアァァン!!!!
....白蛇に直撃した。
「ルァァァァァァァァ!!!!!!」
白蛇が叫ぶ。苦痛を唱う。
........今ならやれる!!!
「『額に翔べ』!!!!!」
ビュリィン!!!
「ルゥゥ......ァァ...!!」
カァン!!カァン!!
白蛇がこっちに光弾を撃ってくる。
でも、今更こんなのに当たる訳がない。
右や左に翔んで避けた。
「ティーザ!!やっちまえ!!!!!」
背後から、もう疲れ切ってる少年の声がする。
その少年の声に応えるかの様に僕は.....
「ぉぉぉおおお!!!!!」
ジャギィィン!!!
白蛇の額に剣を突き刺した。




