ああ、幻想の「裸の大将放浪記」私の山下清、夢想曲、野に咲く花のようにmy tv drama review
裸の大将放浪記は
1980年代、フジテレビで放映されていた実在の放浪画家、山下清をモデルにした
フィクション人情ドラマでしたね、
山下清はもちろん実在の放浪画家ですが、
このドラマはそれをモデルにしたフィクションです。
そして一世一代の当たり役が「芦屋雁之助」でしたね。
これもともとは芦谷雁之助が舞台で上演した演目でした、
雁之助の風貌が何となく山下清に似ていたこともあって
これをもとにして関西テレビで1980年に、テレビドラマとして
『爆笑メルヘン・裸の大将放浪記』第一回が放映されたのです。
これはなんとそのご、、83回も続いて大人気でしたね、
ストーリーとしては入所している「八幡学園」から清が抜け出して放浪の旅に出て
行く先々でその汚れない純朴な心で、人々を和解させてゆくというストーリーです。
そしてその独特のいで立ちは、坊主頭に、ランニングシャツ、カーキ色の半ズボン,げた履き。
という感じで劇中に清が自分でも言ってるように「ぼぼくはルンペンなんだよな」
だが実際の清はたしかに放浪癖があったがそのいでたちはごく普通の服であったそうですね
実際に清が放浪していた時期は1940年ころ方1955年ころまでだそうです、
理由は?「いやになったから」としか答えていないそうです。
なお清はドラマのように画板や筆などは持っていなくて、放浪から帰ってきてから抜群の記憶力で
おもいだして描いたそうです、
なお彼は三歳の時に重病にかかりその後遺症で知的障害が残ったのでした。
テレビドラマとしての、、フィクションとしての山下清
それがこの「裸の大将放浪記」です、
坊主頭に、ランニングシャツ、カーキ色の半ズボン,げた履き。の、清が
鉄橋の線路で無心に画板に絵を描いてると、、そこに向こうから白煙を吐いて汽車が迫る
あわてた清がぶら下がって間一髪逃れる、
というような、、、出だしで始まることがおおかったですね
そして行くところで様々な人々と出会いその人々の争いを和解させてくれる
お約束の張り絵も作ってくれて、それがのちにあの放浪画家の山下清だとわかる、、という筋立て、
清の好物が「おにぎり」で。ゆく先々で
「お母さんが死ぬときに『おなかがすいたらおむすびをもらって食べなさい』といわれたからだというのだが、、、、、、、、、、実は清の母まだ生きていて、清が死ぬ時をみとってもいるのですね、
さてここからはドラマのストーリーをザっと見てゆきたいとおもいます。
テーマ曲はダカーポが歌う「野に咲く花のように」です。味わい深い歌詞ですね、
米川ヨメ子は八幡学園の女生徒で清のマドンナです、だが白血病で清に看取られて亡くなるという薄幸の少女です。
ドラマでは毎回マドンナ役が登場して色を添えます、
黒い傘をリュックに差して、ランニングと半ズボンで、全国を放浪しては
ちぎり絵をその土地に残してゆくというお決まりンパターン、
でも芦谷雁之助のあの名演技で笑わせて、そして泣かせるという筋立ては
まあワンパターンといってしまえばその通りなんですが、それがまた魅力でもあったわけですね
ドラマではそれこそ北海道から沖縄まで放浪してますが実際の清はそこまでの大放浪はしてないです。
もうこうなるとこれって?水戸黄門漫遊記ですよね?
しかし晩年の芦谷雁之助は糖尿病が悪化して食事制限が必須でおにぎりはたべられなかったそうですね、シリーズ間1997年で終了して芦谷雁之助は2004年になくなっています
芦谷雁之助の名演と相まってこの人情ドラマは味わいが深かったですね。
無垢な穢れのない主人公がゆく先々でへまをやらかすのだがその純朴な人柄が
人々を最後は和ませて和解させるという
まあ今現代ではそんなドラマってありませんよね?
1980年代だからこそ?生まれたドラマだったんでしょうね。
なおその後、塚地武雅がリメイク版を2007年に送り出していますが
やはり芦谷雁之助の神がかった「名演」には及ばなかったといえるでしょうね。
さてこのドラマ、これから再放送されることってあるのでしょうか?
いま放送倫理だとか、うるさい今現在では
このような障碍者が主演のドラマって、何かと
批判されて上げ足取られて、、難しいのかの知れませんよね、
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