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短編小説・黒い話

作者: 日徒

不思議な短編小説です


一日一短編


宜しくお願いします!

事実なのかは分からないが、この話は少し前にテレビで見た話である。


とある雑誌の記者は変わった経歴を持っていた。


彼は元プロの格闘家なのである。


引退しても強靭な肉体やガタイは衰える事は無かった。


そんな彼がどのような経緯で記者になったのかは語られなかったが何かの縁があったのだろう。


先輩の記者に仕事を教わる日々。


彼はある日、独自のルートから情報を得た。


かなり信憑性の高い情報でビッグニュースである。


自分も先輩方のような凄い記事が書けるかもしれない。


彼は興奮を隠しきれなかったという。


その情報は有名女優が事務所の斡旋で売春をしている…というショッキングなものだった。


彼は有名女優の事を調査したそうだ。


とある高級ホテルに貸し切りで女優は泊まっていた。


毎日、夜になると高級な外車が停まり金持ちのおじ様がホテルへと入って行く。


直接的な証拠にはならなくても彼は写真を撮りまくったという。


どうやら…情報は本当だったみたいだな。


編集長に連絡しなくちゃな…俺もやっと大きな記事を書かせてもらえるかも!


彼は一旦、自宅に戻り仮眠を取ってから会社に出勤する予定だった。


出勤する途中の事。


黒ずくめの男二人が彼の前に現れた。


最初の方に書いたが彼は元プロの格闘家である。


自分の強さには少しは自信があったという。


しかし彼はボコボコにされ手足を縛られた。


目隠しをされて、口を塞がれ車に乗せられた。


あっという間だったという。


車は走っている様子だったが何処へ向かっているかは分からない。


あぁ、殺されるのか…


本気でそう思ったそうだ。


「データは全部処分した…お前のボスとも話はついた」


二人いたどちらかの男が話を掛けてきた。


「余計な事は一切言うなよ」


塞がれた口を自由にしてもらった。


そして耳に電話のようなものをあてられた。


ようなものというのは目隠しで見えなかったからである。


声からして編集長だった。


疲れきった声をしている。


「無事か?」


「はい…」


「そうか、疲れただろう…今回の事は忘れろ。ちゃんと給料は出すから暫く休め」


「はい…」


電話を終えて彼は解放された。


自宅にあったものは全て処分されていて、かなりの額の金を手渡された。


「わかってるな」


「はい…」


彼は警察に行けるはずもなかった。


そして世の中の怖さを知ったという。


本当にヤバいものは記事になどならない。


金を握りしめ、安堵した彼は大泣きした。


大の男が周りを気にする事なく泣いた、生きている事を実感しつつ。



今でも有名女優は活躍しているらしい。


この話をした後、彼は大丈夫なのか?


私は心配になった。


失踪したりしないといいのだけど…



読んで頂きありがとうございました!


ご意見ご感想など頂けたら凄く嬉しいです♪

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