失望
不気味に微笑んだあと、涼子さんの取り巻き達が私の胸ぐらを掴んで 無理やり私の体を起こした。
そのあと 予想外の力で私の体を地面に叩きつけた。
そして怪我をしているところを目掛けて 今度は拳で殴りかかってきた。
言葉もでないほどの痛みが 私の体をおそった。
よく、軽々しく 何かあるたびに
死にそう死にそうと繰り返していたことがあったが
あぁ、これが本当の意味での 死にそう
なんだと 遠のいて行く意識の中で感じた。
痛いなんてものじゃない。
痛いを超えて
恐怖すら感じる。。
私はこのまま
シ ン デ シ マ ウ ノ ?
愛弓はどこ?
ねぇ、無理だとわかっててもさ
助けて欲しかったよ。。
ねぇ、怖いよ。
助けてよ。
誰か
タ ス ケ テ ヨ、 、 、
そしてまた 私は気を失った。
さっきのと違う さっきは体がふっと軽くなったのに
今はずーんと重い。
はは。。私本当に死んじゃったのかな。
声もでない、何も見えない。
凍てつくような寒さだけが
私を包み込む。
こわい。。
誰も助けてくれないんだ。
いざというときは
私のことなんて みんな誰も
助けてくれないんだ、
結局私は 一人ぼっちで、
愛弓という友達は やっぱり他人で
本当は いつも2人じゃなくて
1人きりだったんだね。
光が見えない中 そう静かに考えていた。
その瞬間、小さな光が見えた。
目が覚めると、
ボロボロの愛弓が そこにたっていた。。