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gift  作者: 藤紫音
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入学までの一週間1日目……Ⅴ

 荷物の片付けを終えたところで僕たちはお茶を飲んでいた。

「ところでさぁ、なんで烏君はこの学園を選んだんだい?」

「え?何を今更、この学園に来るのは家の神社を継ぐような人しか来ないでしょ。」

「やっぱり烏君の家も神主家系かぁ。」

「逆にこの学園に神社とか全く関係ない人は通えないからね。」

「烏君、神社を継ぐのかい?」

「勿論家の神社を継ぐつもりだよ。出馬は自分とこの神社継がないの?」

「それがさぁ、悩んでるんだよね。うちの神社って何まつってるかもわかんないような神社でさらに僕がこの学園来た理由も家庭の事情って言うかさ、そんな感じなんだよね。」

「た、大変なんだな。」

「まぁ、あやふやな言葉で言ったけどぶっちゃけ金無いだけなんだよね。」

「よく、この学園に来れたね。ハハハ。」

「それが、僕も驚き何だよね。なんか昔からある神社って事ぐらいしか知らないからさ。」とここで、僕は気づいた。そういえばこっち来てから家族に連絡を入れてなかった……。電話かけよう、そうしよう。

「あのさぁ、そういえば僕この学園着いてから家族に連絡とって無いからさ、烏君はした?」

「してないよ。」そんなものなのかなぁ?

「へぇ。しないの?」

「いや、ちゃんと入学してから連絡しろって親父に言われたからさ。」烏君の家も大変だなぁ。

「明日から本格的に入学準備が始まるからそれに備えようか。」食堂の事もあったし、部屋に戻ってからしっかりと入学までの日程および施設をある程度頭に入れておいた。ちなみに明日はたしか午前中に制服の採寸だ。

「そうだね。まずは、晩ご飯でも食べようか。」

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