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gift  作者: 藤紫音
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入学までの一週間1日目……Ⅳ

 僕たちは部屋に戻り、自分の荷物の整理を始めようとしていた。

「そうそう、ところでさぁ、浅間さんとは知り合いでもないのにどうして相席なんてしてたんだい?」またか、烏君もあきないなぁ。

「この学園来るときにバスに乗ってきただろ、そのときに顔見ただけだよ。まぁそのときに軽く睨まれたからあっちも顔は覚えていたんだろ。見たこと無い人と相席よりまだ、見たことがある人と相席をする方がまだましなんじゃないかな。」

「そんなもんかな?混んではいたけど相席するほど混んではいなかったような気がするんだけどなぁ」こいつまた、ニヤニヤとしていやがる。まあ、言われてみれば確かに相席するほど混んではいなかったように思えるかな。なんで浅間さんは相席なんて許したんだろ?

「多分それは、偶然同じ席を取ろうとして周りに空いてる席が無かったからじゃないかな?」これ以外あの状況で考えられる理由はないかな。

「へぇ~偶然ね。」

「そ、そんなことよりさ、片付け早く始めよう。」

「そういうことならね。片付けをしながらでも話はできるし。」


 僕たちは片付けを始めた。片付けを始めてから烏君から続きの質問があると思っていた(だってなんかニヤニヤしてたし)けど質問は無く思いのほか静かに片付けを進めていた。

 荷物整理も半分ほど終わったし休憩でもしようかな。

「烏君、僕は休憩しようと思うけど何か飲むかい?」と、台所らしき所にいき思った飲み物買ってたっけ?

「俺はもう少しで荷物整理終わるから、終わってからでいいよ。」

「そう速いね僕はまだ、荷物整理半分ぐらいしか終わってないよ。」

「そりゃ俺は朝少ししてたからね。こっち終わったら手伝うかい?」

「いいよ、自分の事ぐらい自分でね。それに入学前から人に頼ってちゃ癖になりそうだから。」

「人と協力する癖だと聞こえは良いけどね。」

「人に協力する癖はつけたいかな?」

「じゃあ、俺が人に協力する癖つけるために協力してくれよ。」

「一本取られたってところか。じゃあ烏君が協力する癖を付ける協力をするよ。」僕たちは笑いながら荷物整理を終わらせていた。

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