反省点と改善策とあとがき
中世ファンタジーならぬ近代“化”ファンタジー「汝の零した青き涙に」に最後までお付き合いいただきありがとうございます。
気まぐrげふんごふん「夏休み特別企画」という名目で、2~3年前に書いた長編を、この8月に毎日公開させていただきました。
特に修正もしてないから恥さらしもいいとこなんですけど、それも企画のおもしろみってことでここはひとつ。
昔から、幕末や清朝末期みたいな時代を迎えたファンタジー世界を描きたいなーって思ってて、思い詰めた結果が本作です。
いま読み返すと根本的に弱いところがあって震えちゃいますけど。
書き手も集まる「なろう」の場なので、反省点と改善策をちょみっと考察してみます。
まず、反省点というか悪いところ。
・主人公ふたりもいるのにキャラが立ってない
・主人公ふたりの絡みが少ない(コンビ・バディになっていない)
・後半に皇帝が活躍するくせに登場が遅い
・中盤に「皇帝拝謁」とかダレる(ミッドポイントにヤマ場がない)
細かいところを差っ引いて、この4点が致命的かな、と。やっばり、舞台設定から入るとこういうところの難易度が上がっちゃうし、プロット練ってた3年前の実力だと解決できなかった点。
これらを「なるべくおもしろい娯楽」にするための改善策として、今からプロット練り直すならこんなところ。
・教官団到着早々に皇帝を登場させる
・1/3のポイントで、オリタとミューネがお忍びの皇帝と街に出る
・中盤にその3人のデート(?)からの誘拐というヤマ場を作る
・この結果としてオリタとミューネの「行動」を表現しやすくなる
=ふたりのキャラクター性を表現する機会を得る
・そうするとどちらも一点がオリタとなる三角関係がふたつ出来上がる
とりあえず、これっくらいはやった方がいいかな、っと。これで娯楽として、だいぶギュッとしてシャキっとするはず。
とはいえ、そんなことよりじゃんじゃか新しいの書いた方がいいと思うから、「汝の零した青き涙に」はここまで!
ハイダウィル公の反乱から始まる中世らしい大会戦とか、レーナリークの魔王を復活させた師匠率いる浮遊城との戦いとか、師匠VSミューネとか、2~4年後の革命編とかの構想はあるけど、それはまたどこかでなんとか!
いただいた反応は思ったより好評でしたし、やっぱりこれからも小説を書いていこうなんて思わせていただきました。
ご愛顧いただき、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!




