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一年目パート2

31日目

学園的依頼が来た。


学園の生徒になって在学している分だけ報酬を払うと言うもの。


授業態度や出席日数、テストの点数などで報酬を上乗せするそうだ。


つまり優秀な卒業生を出して学校の利益にしたいらしい。


優等生として振舞えば報酬が上がるとのこと。


俺が誘われたのは飛行魔法が使える点、それから実戦経験などを積んでおり年も若い等の理由がある。


来週かららしいのでとりあえず受けることに。


32日目

錬金術は楽しい。


剣術修行を三日ほどサボってしまった。


錬金術の新たなる材料、流転草とやらを探しに行くことに。


ちなみに今使えるのは小規模な錬金術というか薬の生成である。


薬しか作れない。


33日目

空路で半日ほどの森で泉のある場所に咲いているとか。


蒼い人型がまた沸いてるな……。


いまさらだが少々不気味な気分。


とりあえず仮面をはずすことに。


こ、これは! 仮面の絵柄が変わっておる。


何故か嬉しくなったので仮面を大事に持ち運ぶことに。


34日目

泉、発見。でも何か禍々しい気がする。


と、思っていたら。


狼の魔物が現われた。


多重詠唱で雷の矢と炎の矢を放つが効果なし。剣もはじく。


一か八かの新規魔法!


水の槍、風の槍、永劫の闇。


よし! 水の槍、風の槍、多重詠唱。


結果的に言えば勝てたのだが回復薬×7を使い切ってしまった。


あと少し傷が多かったら危なかったかもしれない。


35日目

昨日は大変だったな。


流転草は十分に取れたからいいけど……。


あの青い人型はあれにやられたのかなー。


早く帰らなきゃ。


36日目

剣術修行に回復薬の委託、


流転草を使った魔力回復薬を四個ほど持つ。


ちなみに俺の知識が豊富なのは影で勉強してるからである。


書には新旧ともに膨大な知識が所蔵されているため勉強には困らない。


錬金術に関しては前いた世界で覚えた。


魔法を使っても疲れていないのは魔力が凄まじく高いせい。


本来なら魔法もこの世界に来た時点で使えるはずだった。


魔力が外に出にくい体質さえなければ……。


だが今は書に肉体がリンクしているので魔力を外に出せる。


書はすでに体の一部でもある。


37日目

今日は久々に買い物へ。


寮で使う生活用品や着替えなどを買うことに。


初めて女性下着の店に入った。


なかなかにこそばゆい気分とお腹の奥が熱くなる様な感じがした。


服もコートに隠れて分かりにくいが、


寝巻きと言うか下着と言うか、とにかく薄着で露出度の高い服を着ていた。


なので皮のズボンとジャケットを買った。


最後にギルドに向かい学園の休日の日にしか薬を持ってこられないと伝えておいた。


38日目

今日から学校。


昨日のうちに届いた制服である黒いジャケットとスカートとネクタイを装着。


予め渡されていた学生証を片手に寮に行った。


寮母さんに手厚く迎えられ同居人に挨拶することに。


……変態だった。同居人は変態だった!!


誰か百合っ娘止めて~。


39日目

件の百合っ娘、


アイリちゃんと登校。


この学校の授業は選択式で魔法、錬金術、剣術、槍術、弓術等がありそれを学ぶ。


医学とか薬学なんてのもあるけどね。


教室では長い金髪のイケメン教師が分かりやすく説明をしてた。リア充爆発しろ。


この学校ではあらゆる分野のエキスパートを生み出すためありとあらゆる授業が存在する。


数が多いので選択に迷ったら気軽に声をかけてほしいとのこと。


今日は授業を選択するだけでお開きとなった。


一年の半分の授業を選択しなければいけない凄く迷ったが。


錬金術と薬学、剣術と医学を学ぶことにした。


40日目

休みなのでクエストに。


爛鉱石一個につき金貨二枚という鉱山クエストだ。


爛鉱石は一個金貨一枚が基本的な売値だが市場に出回らないので依頼という形を取ったようだ。


町から徒歩一時間くらいの山だった。


空を飛び二十分ほどで到着。


それから六時間ほど探索したが運よく見つけたのは二個だけだった。


魔物は弱いが沢山いるためかなり疲れてしまった。


41日目


学校、今日は錬金術と薬学の授業だった。


錬金術では体力回復薬を、薬学では薬草と毒草の見分け方など基本的なことを学んだ。


そういえば俺のことを書いたことが無かったな。


地球と言う星の日本と言う国で生まれてイギリスと言う国で高校に通っていた。


もちろん普通の学校ではなく魔法、それも錬金術について学ぶ場所だった。


こんな世界に適応できたのも担任教師のおかげ。ひいては錬金術学院のおかげ。


45日目

退屈な日常を謳歌していた。


お金をこつこつ貯めて友達と遊んで。


幸せだった。


そういえば最近吐き気が酷い。


吐き気止めを飲んでも中々よくならない、嫌な予感がした。


47日目

昨日は大事を取って休んでいた。


保険医の先生の紹介で病院に行くことにした。


もちろん吐き気の件である。


48日目

先生の機転で蓋のついたスティック状の医療品を使うことに。


蓋を外した先端に尿をかけて閉める。


しばらく待って検査結果を聞こうとしたらまた明後日来るように言われた。


50日目

二日間ろくに睡眠も食事も取れずにいた。


それも今日で終わるだろうと思った。


でも動悸が止まらない。


吐き気、蓋のついたスティック状の物。


何か思い出しかけている……何か。


52日目

検査結果……妊娠中。


いわれの無い恐怖に襲われた。


昨日は何も書かずに寝てしまった。


もし私に生む気があれば国は全面的に支援してくれるらしい。


ある一定の年齢以下の女性が妊娠もしくは出産した場合、


生む気があれば支援する法律があると言う。


58日目

生むことにした。


よくよく考えれば自業自得なのだ責任は取ろう。


生むことになったら、託児所などで働くことが決まっている。


ただでさえ大変な子育て、少しでも子供の世話に慣れておいたほうがいいとのこと。


休日は託児所と産婦人科を行き来することに。


60日目

所持金は金貨八枚、銀貨二十枚、銅貨六十六枚である。


当面の目標は子育てを学ぶこと。


楽しみが増えた気がした。






だーくまたーはまたこんど

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