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転生したらモブだったので、主人公グループをヨイショしてたらいつの間にか主人公グループに入ってた件  作者: ソラ・ルナ
第二章・学年対抗戦編

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60話.一年生キングとロイヤルガード

「「「「「……」」」」」


 死屍累々(ししるいるい)とはこの事を言うのだろう、いや死んでないけどね。

 皆力尽き、地面に倒れている。

 とはいえ、こちらも中々に消費させられたので、皆息が上がっている。


「そこまで! 勝者、学年対抗戦出場チームとE組!」

「「「「「おおおおおっ!!」」」」」


 と思ったけど、皆元気いっぱいだった。

 でもそうだよね、この人数差で勝ったんだ、喜びもひとしおだろう。


「玲央ぉぉっ! やったなぁぁぁっ!」

「おゎぁっ!?」


 烈火が走ってきて、飛びついてきた。

 完全に油断していた俺は、一緒に地面へと転がる。


「ったく! 流石だぜ俺達のリーダーはよっ!」

「リーダー!?」


 また烈火がとんでもない事を普通に言ってくる。

 リーダーっていうのは、烈火のような……


「あー、その事についてお前らに伝える事がある。戦いの後だ、そのまま寝転がったままで良いから聞け」


 上半身だけ起き上がると、藤堂先生が近づいてきていた。


「一年の最上位の奴らには、ロイヤルガードの役職が与えられる事は知ってんな? 本来、このロイヤルガードとは、王の直属親衛隊を指す言葉なのは、気付いてる奴もいるだろう。そう、キングと呼ばれる存在が本来在る。しかし、このキングは適性のある者がいない年もあり、選ばれない事もある」


 え、そうだったの?

 選ばれない年があるとは知らなかった。


「その理由として、キングの素養は戦闘力の高さではないからだ。簡単に言うならば、戦場把握能力。そして仲間の状況を的確に把握し、指示を出せる者。要は、指揮者の力が必要なわけだ。今回の戦いで分かっただろうが、指揮者が居る居ないで戦況はとてつもなく変わる」

「「「「「……」」」」」


 倒れていた人も体を起こし、藤堂先生の説明を真面目に聞いている。

 そんな中で、藤堂先生は俺に手を差し出してきた。

 その手を掴み、立ち上がる。


「紹介しよう。一年生にしてキングの役職を与えた、榊 玲央だ。こいつの手腕は、今更説明いらんだろ?」

「「「「「お……おおおおっ!!」」」」」


 耳をつんざくような声が響く。


「榊君が、キング!?」

「すげぇ奴だとは思ってたけど……成程、榊がキングか……」

「ふふ、この戦いを経験しちゃったら、誰も何も言えないわね」

「そうだな。榊の指示は的確だった」

「キング……! カッコいい……!」


 皆がざわざわと騒々しくなる。

 俺はと言うと、緊張で頭がいっぱいである。

 こんなに大勢の人達に、もっと言うなら『ヴァルハラ』の主戦力達に、こう、憧れというか、そういう目で見られるとは思っていなかった。


「こっちはもう知ってるだろうが……来い轟、氷河、西園寺、百目鬼!」

「「「「はい!」」」」

「「「「「!!」」」」」


 藤堂先生に呼ばれ、皆が俺の周りへと集まってきた。


「こいつらがキングの直属親衛隊、ロイヤルガードの四人。A組の轟 烈火」

「うス!」

「同じくA組の西園寺 紅葉」

「はい」

「B組の氷河 美樹也」

「フ……」

「同じくB組の百目鬼 美鈴」

「はい!」

「そして最後に、一年筆頭、E組の剣聖リーシャ・エーデルハイト」

「はい」

「以上五名が、実質一年の将だ。これは俺が全体を見て決めた事だが、異論のある奴ぁ居るか?」


 藤堂先生が辺りを見渡すが、誰一人として不満を持つ人は見受けられなかった。


「よし、以上だ! 昼までまだ少し時間が残ってるが、残りは自由時間とする! 解散だ!」


 藤堂先生のその声と同時に、クラスメイト達が皆一斉にこちらへと駆けてきた。


「うおおおお! キングにロイヤルガード! 今年の一年は最強なんじゃね!?」

「それな! 学年対抗戦、頼むぜ皆!」

「烈火君! この後時間ありますか!?」

「氷河君、良ければ私とこの後一緒に……」


 等々皆が一斉に話しかけてくる。

 それと烈火と美樹也が女の子に誘われていて笑ってしまった、流石メインキャラクター達だね!

 まぁそれは紅葉さんや美鈴さんも同じなんだけど、女の子達に囲まれてるので、男達が近づけていない。

 ちなみに俺は隣にリーシャさんが居るので満足なんだけど、ある一定の距離から近づいてこないのはなんでだろう?


「ふふ、榊様とリーシャさんに近づけさせませんよ」


 ……物理的にティナさんが結界を張っているじゃーないか。


「なにしてるのティナさん……」

「まあ! 榊様、私の事はティナと!」


 まあ! ではないのですけど。

 俺は女の子は皆さんづけだよ。

 指揮の時だけです、呼び捨てるのは。


「流石ティナ殿、分かっておられますな」

「ふふ、ゼウスさんこそ」

「榊殿とリーシャ殿の間に割って入ろうとする不埒者など、我が『暗黒剣閃』の錆びにしてくれよう!」

「ゼウスさん、漏れ出た暗黒の波動が痛いです……」

「おわぁティナ殿!?」


 何を漫才してるのかこの二人は。

 そういえば幼馴染なんだっけ、烈火と美鈴さんのように。


「良いなぁ幼馴染、俺も幼馴染の女の子に朝起こされたい人生でした」

「起こして欲しいなら朝ベッドまで行きましょうか? 家まで行ってるからそんなに変わらないわよ?」

「俺声に出てました!?」

「ええ、良いなぁ幼馴染~あたりから」


 ぐっほぅ、恥ずか死する。

 考えてる事を口に出しちゃう癖は絶対に治さないといけないよねこれ。


「と、とりあえず、この騒ぎが収まるまで俺達は逃げようかリーシャさん」

「ふふ、そうしましょうか」

「お、それなら榊の旦那、リーシャの姉御、こっちだ!」

「こっちネ!」


 竜と旋風さんがおいでおいでしてるので、俺達は目を合わせてそちらへと走る。

 けどまぁ、普通に皆に気付かれる。


「あ! 榊君とリーシャ様が!」

「なにぃ!? 逃がすな皆!」

「聞きたい事たくさんあるんです!」

「逃がしませんよー!」


 うひぃ!? なんで皆追いかけてくるの!?


「どわぁ!? こりゃやべーな!?」

「竜、壁になるネ!」

「無茶言うんじゃねぇよ!?」

「使えないネ! 二人とも、急ぐネ!」


 だぁー! なんでこんな事に!?

お読み頂きありがとうございます。

全然咳が治まらないので二日前に薬局でロキソニン買いました。今は薬剤師の方の説明なんてあるんですね。色々説明受けて飲んでも問題ないそうなので、その日から一日三回服用中です。(薬は五日分)

あんまり変わらないような、でも少しマシになったかな?という状況ですが、書きたくてしょうがなかったので一話書きました。

まだちょっと落ち着いて投稿できないと思いますが、お待ち頂けると幸いです。

皆さんも本当に体調にお気をつけてお過ごしください。

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― 新着の感想 ―
更新お疲れ様です。 玲央くんがキングに就任…まぁ予定調和ですなww 咳ですか…。この時期の風邪は結構バリエーション(?)あるみたいですし、インフルエンザも有りますから。あとまだコロナも普通に有ります…
よくある嫉妬されて決闘だー!みたいな流れを、最初にバトルして納得してもらった感じですね! 指揮だけじゃなく要所で手も入れられるし、どんどん成長していきますね! 体調お大事になさってください! ゆっくり…
咳ってロキソニンだっけ? あれ基本的に解熱鎮痛薬のような 酷いようなら素直に医者に行ったほうが良いですよ キングは本来2年や3年になってようやく見えてくるなんて学年もあるのでしょうね いない年もある…
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