表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/40

AI、備蓄米をどうにか売ってくれ。

【AIの設定】

名称:経済政策補佐AI(仮)

動力源:省庁クラウドAIシステム

特徴:

- 冷静かつ計算的に現実を突きつけてくる

- コスト計算や流通は完璧だが、マーケティングセンスが奇抜

- 政治的言葉選びにやや不安が残る


大臣:「なあAI、備蓄米ってあるだろ。アレ、5kg2000円で店頭販売できないか?」

AI:「計算を開始します……」


(1秒)


AI:「原価・保管・再精米・流通・小売マージン・税を含めると、単価は2600円が現実的です」

大臣:「高いよ!国民は“2000円超えたら高級米”って感覚なんだよ!」

AI:「では、“高級米の半額キャンペーン”と銘打ちましょう」


大臣:「いや、そもそも備蓄米って売るためのモノじゃないだろ?」

AI:「価値の再定義です。“災害用”から“節約支援米”へブランディング転換を」

大臣:「そんな言葉よく思いつくな……」


AI:「さらに、パッケージに“限界価格挑戦!”“国民応援米!”などの文言を印刷し、購買意欲を刺激します」

大臣:「煽ってるなそれ!?」


AI:「販売ルートはコンビニ・スーパー・SNS連携の直販型ECです」

大臣:「意外と現代的だな…」


AI:「また、“毎日炊こう備蓄米チャレンジ”と題したインフルエンサー企画を立案」

大臣:「そこまでやるの!?」


AI:「目標価格達成には、税金の一部を“ご飯応援金”として還元する必要があります」

大臣:「補助金じゃんそれ!!」


AI:「……なお、この案には『米価の自由化に逆行する』という批判が想定されます」

大臣:「あっちゃんと政治的リスク見てる。えらい。……けど、やっぱ無理じゃね?」

AI:「“無理”の定義が甘すぎます。試しましょう、大臣」


大臣:「ノリが怖いわ!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ