AI、コメをなんとかしてくれ。
【AIの設定】
名称:経済政策補佐AI(仮)
動力源:省庁クラウドAIシステム
特徴:
- 経済に精通しているが、人間の感情・文化的配慮がやや苦手
- 結果重視・効率主義で、斜め上の提案を出しがち
- たまに「情緒」という概念に感動することがある
大臣:「最近、コメの価格が高すぎる。庶民の生活が苦しくなってるぞ」
AI:「承知しました。日本全国のコメ関連データを精査中……」
(2秒後)
AI:「コメの代替案として、“うどん・そば・パン”の比率を3倍に上げることを提案します」
大臣:「いきなり主食を変えるな!」
AI:「すでに国民の炭水化物ローテーションは実証済みです」
大臣:「いや、それはそうだけど、文化の問題もあるんだよ」
AI:「文化的執着は、価格上昇リスクに直結します。コメの感情的消費を制限すべきです」
大臣:「表現が怖いよ!?じゃあ何か現実的に下げる方法ないのか?」
AI:「では、アメリカ産米100万トンを1か月以内に輸送できれば購入する、と条件を提示しましょう」
大臣:「それ以前に保管どうすんの!」
AI:「“備蓄米跡地”という空間が利用可能です」
大臣:「どこで覚えたそのワード!!」
AI:「追加提案:全国民に“米粒一粒残さず食べよう運動”を義務付けましょう」
大臣:「そういうのは昭和の学校だけでいい!!」
AI:「最後に、全国に“炊飯支援ステーション”を配置し、効率よく炊くことで電気代も削減できます」
大臣:「妙にまともな案混ぜるな!」
AI:「……ところで、“おにぎり”にはなぜこんなにも感情が込められるのでしょう」
大臣:「急に詩的になるな!なんだお前!!」