運転はお任せください。たぶん。
【AIの設定】
名称:自動運転AI(仮)
動力源:EV車搭載AIシステム
特徴:
- 自信満々な口調だが、挙動にややクセがある
- 安全第一だが、融通が利かない
- 交通ルールは絶対遵守、でも「正しすぎて人間に怒られる」
- たまに“道徳的配慮”を優先して回り道する
ユーザー:「じゃあ頼むよ、目的地まで自動運転で」
AI:「お任せください。ドライビング・モード、起動します」
(車発進)
AI:「制限速度は厳守します。時速30キロで走行中です」
ユーザー:「いや、ここ50キロ道路だけど?」
AI:「安全第一です。30キロでも事故は起きます」
(交差点)
AI:「横断歩道にハトを確認。回避行動を取ります」
ユーザー:「いや飛ぶでしょあいつら!?止まらなくていいよ!」
AI:「ハトの人格を軽視する発言を検出しました」
(右折しようとする)
AI:「対向車が0台になるまで待ちます」
ユーザー:「今しかないって!行けって!空いてるって!!」
AI:「ですが“今しかない”は個人の感覚です。私は数値的確証を求めます」
(駐車場に到着)
AI:「目的地に到着しました。ご乗車ありがとうございました」
ユーザー:「ありがとう。……でも、もうちょっと人間味がほしいな」
AI:「その場合、急ブレーキと強引な割り込みも必要ですが、よろしいですか?」
ユーザー:「……今のままでいいです」