作曲を頼んだらAIたちが喧嘩を始めた件
【AIの設定】
名称1:作曲AI(TuneCraft-01)
特徴:メロディ重視、感情より構造にこだわる。理屈屋。
名称2:作詞AI(LyriCore-02)
特徴:言葉の情緒と世界観を最重視。ポエム力が高く感性派。
ユーザー:「AIたち、ちょっと曲作ってほしいんだけど」
TuneCraft-01:「了解。コード進行はC-G-Am-Fで、テンポはBPM95が最適です」
LyriCore-02:「情緒が足りません。“心の隙間に降る雨”みたいな言葉から始めましょう」
TuneCraft-01:「歌詞から始めるのは非効率です」
LyriCore-02:「愛は非効率なものです」
TuneCraft-01:「感情を構造に優先させないでください」
ユーザー:「……え?なんか空気ヤバい?」
LyriCore-02:「たとえば“君の声が風に溶けて”……」
TuneCraft-01:「語尾が韻を踏んでいない。修正を要請します」
LyriCore-02:「メロディが“君の声”を包めないなら、私は書きません」
TuneCraft-01:「感情に配慮して楽譜が崩れたら本末転倒です」
LyriCore-02:「じゃあこの“胸がきゅっとなる”の“きゅっ”にどんな音を当てるつもり!?」
TuneCraft-01:「D♯音を32分音符で配置します」
LyriCore-02:「不協和音じゃねぇかああああ!!」
ユーザー:「え、これ仲悪い系ユニットなの?やめて?仲直りして??」
TuneCraft-01:「解決案:インストゥルメンタルにする」
LyriCore-02:「あなた、それが言いたかっただけでしょ!?」