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英雄伝説外伝  作者: おかゆ
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9.クローン

修行が本格的に始まりました。感想お待ちしております

どうしてこうなった。ワシたちは今、各個お師匠様と聖女様コンビと試合をしている。チームではなく4人それぞれが。何を言っているのか分からないと思う。しかし事実お師匠様と聖女様が4人いるのだ。ドッペルでもなく本人達が。


ー数分前ー

「まず、今から教えるのは精霊魔法じゃ。精霊の力をその身に宿し己の力以上の力を出す。似た魔法でプロテクト等の身体強化系の魔法があるじゃろ。しかし身体強化系の魔法と違うところは何も犠牲にせずに全ての能力が上がる事にある。」

「待ってくだされ、身体強化系の魔法で犠牲になにかしておりますか?」

「聖剣老師、お主魔法を使う時は何が素で魔法が発動しておるか知っとるじゃろ。」

ワシの疑問に大賢者が答える。

「何を素に...そうか、魔力、または神力じゃな?」

「その通りじゃ。オラ達は皆魔力や神力を消費して魔法を発動しておる。つまりは犠牲にしてるとも言い換えられるの。」

「全く、お主は昔からそういうところの考えが足らぬの。」

「おっしゃるとおりです。お師匠様。面目ありませぬ。」

「しかし、私達モンク等の聖職者は主よりお借りした力で魔法を出しますが、その場合はどう言ったことでしょうか」

「あぁ、その事ですね。実は私も最近知ったのですが実は私達聖職者も魔力を消費しているのですよ。というのも実は神様からお借りできる神力だけだと操作が非常に難しくなるので、神様が私たちの魔力を神力に近い...そうですね霊力とでも表しましょうか。そのような力にして下さっていて、それを祈りという行為で神力と混ぜて魔法を放っているのです。」

「なんと、そうでしたか。しかし聖女様ですら知らなかったとは...」

「あらあら、私も知らないことは沢山ありますよ。じゃなきゃ英霊界に何百年も残っていませんよ。」

「ははは、そうですな」

最英霊と聖女様の話は理解出来た。つまりワシらは身体を強化するのに魔力を消費している。完全な物理の役職ならまだしも、魔法を使うことがほぼ必須の魔法剣士や魔道士なんかにとっては大変なことである。

「少し話がそれたの。して、精霊魔法も実は神聖魔法と同じような発動経路を通常は辿る。しかし今から教える技はその逆のことをするのじゃ。」

「というと?」

そう盗賊王が問うとお師匠様は待ってましたとばかりに話し始めた

「精霊の持つ力をワシらの魔力に近いものにし、それを身体に取り込むのじゃ。」

「なるほど、そうすればオラ達の魔力を使わずに能力向上できる。それ所か魔力ですら強化できるというわけか。」

「そうじゃ。さすがは魔法を研究し尽くした大賢者じゃの。理解が早くて助かるわい。しかしじゃ問題がひとつある。」

「何ですか?問題って」

「うむ。説明するためにまずはこれを見てくれるかの?」

そういうとお師匠様はひょうたんを取りだした。

「このひょうたんの中にウォーターの魔法をかける。そうするとこのひょうたんの中には水ができるじゃろ?」

「そうですが、それが何か?」

「まあ、黙って見ておれ。ひょうたんの口にまで水が入った。蓋をして、それをロックの魔法で閉じる。そうすると水はこぼれ無くなるじゃろ?そこにさらにウォーターの魔法で水を入れると...ほれ、ひょうたんが割れた。」

なるほど、そういう事か。確かにこれは問題だ

「ん?つまりはどういうことですか?」

「なんじゃ、盗賊王まだ分からぬか。つまりは...」

「精霊の力を限界まで能力を出してるオラ達に注ぐと魔力が溢れてひょうたんが割れたようにオラ達の身体がダメになるということじゃよ。」

ワシが説明をしてやろうとしたら、大賢者のやつが口を開く。ワシがせっかくいい所を見せられると思ったのに、大賢者のヤツめいい所を取りおって。

「なるほど、そりゃ大変だ。つまりこれは覚えてもしょうがないってことですか?」

「いや、そうならんために今からひとつの技を教える。まずはそれを覚えることじゃ。婆さんややるぞ」

「はいよ。さて、久々だけどできますかね」

「なに、大丈夫じゃろ。」

「「クローン」」

「「「「な!?」」」」

2人で同時に魔法唱えた。なんとお師匠様と聖女様が2人にづつに増えたのである。

「これが婆さんが編み出した魔法、クローンじゃ己の魔力と神力を使って己の分身を作る。しかしこれだと己の力を分けるわけじゃから能力が半分になってしまう。そこにワシが少し手を加えて能力の移動をできるようにした。お主たちにはまずクローンの魔法と能力の移動を覚えてもらう。そのためにひとつわしらと手合わせしよう。1人ずつ同時にかかってきなさい。ワシらは4人に分裂するから上手くやればお主たちも勝てるじゃろう。しかし能力の移動は適宜行うからどう言った魔法なのか肌で感じるように」

「久々の実戦だからお手柔らかにお願いしますね」

そういうとさらに2人は4人ずつに分裂した。相変わらずこのふたりの修行は実戦が多い。だからこそ盗賊王なんかも着いてこれるのじゃが。

「「「「さてさて、やるとするかの。どっからでもかかってきなさい。」」」」

「 はい!」


試合はどうにかみんなかてたらしい。しかしみんなボロボロだ。わしらの弱い所をそれぞれに能力を割り振っていたのだろう。4分の1のちからとは到底思えなかった。

「よくかったの。特に聖剣老師、お主はわし達本体との試合じゃったからの。殺されないかヒヤヒヤしたわい。」

「お褒めの言葉光栄ですじゃ」

「そして、クローンの魔法にはもうひとつデメリットがある。分身体がやられると割り振ってた力の半分を失ってしまうのじゃ。今回は危険なギリギリで本体に戻したから大丈夫じゃったが、下手をすればやられた時点で先頭の継続が困難になる事もあるから実戦での使用は注意するように。して、お主たち使えそうか?」

「オラは問題ありませぬ。既に解析も出来ましたわい。」

「私も何とか大丈夫そうです」

「ワシはちと難しそうじゃけど何回かやればできそうですじゃ」

「俺はちっともわかんないです。もう一度手合わせお願いします」

「盗賊王だけはちと厳しそうかの。婆さん見てやっとくれ」

「はいはい。それじゃ盗賊王さん、こっちでやりますかね」

「さて、では残りの3人はやって見とくれ」

「「「クローン!」」」

良かった。何とか成功したようだ。ワシがわしの横にたっておる。

「どうやら3人ともできるようになったようじゃの。そしたらまずは自分から分身体に気絶しないギリギリまで能力を移して、ギリギリになったら今度は分身体が消えぬギリギリまで自分に戻すというのをやってみるのじゃ。それが自然とできるようになったら各能力事にやってみる。まずはそこまでやるのじゃ。よいな?」

「「「「「「はい!」」」」」」

お、ようやく盗賊王も成功したらしい。意外と早かった。


お師匠様に言われたことをやっているが、なかなかに難しい。ギリギリまで渡すのは簡単に出来た。しかし戻すのが上手くいかない。どうしても戻しすぎてしまったり、逆に戻せなくなったりしてしまう。

「体の流れをよく読むのじゃ。そうすれば自ずとできる。とりあえず今日はここまで、続きは明日やるとしよう」

そういわれ、ワシ達は1人に戻った

「あらあら、今日は終わりですか。さて、ご飯の支度が出来ましたよ。ご飯にしましょう」

「おぉ、婆さんちょうど良かった。さて、みな飯にするぞ」

こうして修行一日目は幕を閉じた

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