7.5盗賊王の独白
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俺達は死んだ。
恐らくは犯人はわかっている。
しかし、分からないこともある。何故殺されたのか、そして犯人は果たして真の姿を俺たちに見せているのか。
初めて疑問に思ったのはそう。天空城に来る盗賊連中の変化だ。
難攻不落の秘境と言えども人は時々来た。まぁ、そんな奴らは柏虎の奴がだいたい倒してくれるが。俺はこれでも自慢じゃないが昔は邪神の封印に成功したパーティとして有名だった。もはや伝説となり、おとぎ話の英雄として語られているくらいだ。
そんな俺の住む城に挑むやつは余程の命知らずかおとぎ話として存在を信じてないやつくらいだった。しかし、50年ほど前からだろうか、どうも俺の持つお宝ではなく、俺自身に会いに来ている節があるようになってきた。
最近となってはもはやお宝よりも俺目当てという奴らばっかりだった。そこに疑問を持ち、魔導師の奴と2人で今の人間達の世界と魔界を色々調べていた…魔法剣士の奴やモンクには内緒でだ。
あいつらに知られると不味かった。それは調査対象が少し特殊というのもあったが、調べていることが対象にバレた時に命の保証がなかったからだ。
同じく異変に気付いていた魔導師の野郎は仕方ないとして、気付いていないであろう魔法剣士と気付いていたであろうが気付かないふりをしていたモンクにまで危険な橋を渡らせる訳には行かない。
魔法剣士とは昔からの知り合いだ。一時期離れていた時期もあったが、そんな時…ふきだまりの町でごろつきになっていた俺を救ってくれたのがあいつだ。そんな奴を巻き込む訳には行かない。魔導師も同じ気持ちだったのだろう。とにかく俺たち2人で確信が持てるまでは誰にも漏らさないことを一つ約束をし調査を始めた。
ようやくしっぽが掴めそうな所で世界を揺るがす大事件が起こった。そう、邪神復活だ。
500年の時が経ったとはいえ、一応は一度世界を救った英雄。動かない訳には行かないだろう。皆も同じ気持ちだったようですぐ魔導師のところに集まった。ここで少し早いが俺達が調べていたことを話そうとした。しかし、そう事は上手くいかなかった。まさか神の野郎が来るとは思ってなかった。神の前で話すには少しばかし危険な内容だった為、まずはこっそり魔法剣士に夜うちの城に来るように伝え、全てを話した。
結論から言うと英霊界に1度入り3人と3匹の神獣で調査をするということにまとまった。さぁこれからという時に殺された。一瞬の出来事で誰がやったのかもどうやったのかも分からなかった。悔しかった。ものすごく悔しかった。しかし悔やんでいても前には進めない。そう思い逆に英霊界なら俺達の推測が正しいなら奴も監視の目が届いていないだろう。そう思い英霊としてこの世界でできる限り情報を集めるように動くことを決めた。モンクの奴にもさすがに伝えた。やはりモンクも怪しいことには気づいていたようで、話に乗ってくれた。
調査してからかなりの時間が過ぎた。そろそろ調べる事も無くなってきた時、2人の老人が英霊界での家にやってきた。懐かしい。しかし会いたくなかった。師匠夫婦だ。俺は正直まだ顔を合わせる資格がない。盗賊としての道を極めてはいないからだ。去る時にあそこまでの啖呵を切ったのに極めずに死んだ。そんな中会えるわけが無い。なのでほか2人が真っ先に会いに行ったが俺は行かなかった。しかし向こうから来てしまっては仕方がない。一先ず挨拶行かなかった事を詫び用件を聞いた。
話された内容に俺は耳を疑った。これ以上に何か起こる?予想はしていたがまさか本当にその通りになるとは思いもしなかった。それよりも大事なのは、また2人で俺たち4人に修行をつけるという。3人では無い、4人だ。もしかして魔法剣士の奴も…
どうやらその考えは杞憂に終わった。どうやら生きているようで先程弟子を助ける為にまた英霊界へ来たそうだ。その前日に俺達はあいつにあっている。変わらず元気そうで羨ましい反面、こちらの暮らしに慣れてきてから早くこっちに来てみんなで楽しみたいという気持ちもある。
しかし4人での修行かこんな一大事だってのに久々に昔の様に楽しい日々が戻ってくると思うと楽しみで仕方ない。まだ師匠達からは大変なことの詳細は聞かされてない。それは4人揃ってから話すという。それも気になる。
「おぉ、皆元気じゃったか?久々の皆との修行ワクワクするわい」
そんな能天気な声が聞こえてきた。まったく3日も待たせやがって。そう俺は心で悪態をつき、あいつを、唯一生き残ったあいつを迎えた。さて、これから起こることはどうなるかなー
公開可能な設定資料13.四神獣
神獣の中でも4英雄を守っている4体に着けられた呼称。それぞれ清龍、柏虎、源釡、統雀と言う。みな一様にそれぞれが特性として正攻法では倒せず、一人で4体倒すのは不可能に近い。神獣達の中で唯一神の力を使わず4英雄たちのみの力から生み出された為、神の意思に逆らう事が可能。また、対応している4英雄とは別の4英雄が生み出しており、守護者でありながら守護対象からの指示も場合により無視できる。




