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第97話 邪教徒編 ~えっ? 領主捕縛ですか?~

カクヨムからの転載です。よろしくお願いいたします。

「レイクフォレストを取り戻すぞーっ!」

「おーっ!」

「盛ってやがる」

「何か違う気がしますぅ」


 都市を包囲する軍勢を見守る幼女、ハイガンベイナ4歳です。


 いやー、いるいる。


 レイクフォレストは地方都市とは言え、決して小さいわけではない。


 にも関わらず、都市を囲む、人、人、人。


 正規軍とも思える連中もいるのだが、それに加えて聖騎士がチラホラと、日用品や農具を武器にした一般市民。


 その一般市民は義勇軍だったりするのだから世も末である。


 まあ確かに攻め入る側だったらそれなりに楽しめたかも知れないのだが、今回は討伐対象だったりするだから笑えない。


「なあヘル、やけに一般市民が多い気がするのだが?」

「マリアンヌに対する反感ですぅ」

「あいつは一体、何をしでかしたんだ?」


 何でこんな事になっているんだよっ! 単なる宗教革命じゃぁなかったのか?


 確かに聖教は住民の生活の一部にはなっていた様子だけれども、固執する対象ってカンジはしなかったケド?


「何があったんだ? 良いから吐け!」

「マリアンヌが領主になって、様々なモノに税を掛けたからだと思いますぅ」

「ふぁ?」

「窓税とか暖炉税とかぁ、人頭税とか消費税ですぅ」

「ちょっ、何してくれてんの?」

「贅沢がしたかったんだと思いますぅ」


 確かに領主って贅沢しているイメージがあるけど、税金って本来は社会に還元するモノだぞ。


「で、マリアンヌは今、何処にいる?」

「領主館で酒池肉林ですぅ」

「今から、拘束しに向かうぞ」

「お供しますぅ」「一緒に行くのー」


 てなことで、空からさっさと館へ向かう。


「領主を出せっ!」

「マリアンヌ様は、今はお昼寝の時間で御座います」

「叩き起こせ」

「お引き取り下さい」


 街が兵に囲まれているのに、昼寝とか何考えているんだ、アイツ。


「押し通る!」

「お通しするワケにはまいりません」

「うるさい! 身体強化&ボディーブロー」

「げふぉ!」


 さっさと門番を下し、強制突入。 うん、構っていられないからね。


 そして寝室の扉をバーンと開け放つ。 ベッドには、ナイトキャップを被って惰眠を貪るマリアンヌ転がっていた。


「んぐ、もう食べられないっすぅ。 ZZZZZ」

「ハトリ、取り敢えず糸で縛ってくれ」

「判ったのー。 ぐるぐる」

「よーし、抱えて撤収だ」

「どちらへ向かわれるのですかぁ?」

「解放軍に、引き渡す」

「宜しいんですかぁ? 一応、教皇に任命していたのでわぁ?」

「コイツの代わりなど、腐るほどいると思うのだが?」

「確かにイラナイ子ですぅ」

「行くぞ!」


 ハトリがマリアンヌを荷物の様に担ぎ、さっさと館を出て、街の外へと向かった。 てかコイツ、この状況でも鼻提灯はなちょうちんで、まだ寝てやがる。


 一応、本陣と思しき場所に到着し、ゴロンと荷物を投げ飛ばす。


「ぐふぉっ! もう朝っすか? セバスチャン、朝食は血が滴るステーキが食べたいっす」

「ほう、随分と幸せな夢を見ていたようだな」

「ふぁっ、アレ? ここは何処っすか? って、どうして私は縛られているんすか? ほどくっす! 領主に逆らったら処刑っす!」

「ほほう。 私の事すら忘れてしまったとはな」

「ん? どこかで会ったっすか?」

「まあ良い。 お前は黙っていろ」

「ちょっ、扱いが雑過ぎるっす。 不敬っす。 処刑っす」


 なにやら騒いでいるゴミを無視し、代表者を探す。


「代表者を出せ! 話がある!」

「貴方達は誰ですか? 代償者はこの私、ジアンヌ・オルレアンです」

「貴様が、この軍勢を指揮しているのか?」

「指揮ではありません。 先導です」

「そのに転がっているのは土産みやげだ。 焼くなり煮るなり、好きにしてくれ」


「んん? コレは私の父を殺した、マリアンヌ! ついに見つけましたわよ!」

「んひょっ! お前はあの時逃亡した娘っすね。 私に捕まりにきたとは良い心がけっす」

「ぐるぐる巻にされている者の台詞せりふではありませんね。 焼かれるのと煮られるのでは、どちらがお好みですか?」

「焼かれるのは無茶苦茶熱いから嫌っす! 煮られたとしても、ダシなんて出ないっす! 二度と御免っす」

「焼かれたり煮られた事があるんですの?」

「たった一度だけっす! そんな事よりも開放するっす。 今なら寛大な心で許してあげないこともないっす」

「貴方、自分の状況をご存知?」

「私のバックには、神がいるっす! 全ては許されるっす!」


 現状が理解出来ていないのかな? 一応聞いてみるか。


「なあ、お前は布教活動はしていたのか? 領主ゴッコをやれなんて命令してないんだが?」

「ちょっと休憩していただけっす! あとでやろうと思っていたっす! って幼女神様っすか? 助けてほしいっす!」


 あっ、これアカンやつだ…。



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カクヨム版(先行)


魔女転生 ~えっ? 敵は殺しますけど?~


https://kakuyomu.jp/works/16816927862939210704


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