表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/300

第74話 幼女神誕生 ~えっ? 人化ですか?~

カクヨムからの転載です。よろしくお願いいたします。

「おおぅ、凄いぞハトリ!」

「ウソだろ…、本当に人化じんかしやがった」

「がんばったのー」


 どうも、小学生低学年くらいの裸の幼女を眺めて歓喜する幼女、ハイガンベイナ4歳です。


 いやね、やっぱり人化の異能を獲得したのなら確認が必要だし、見てみたいじゃん。 だからお願いしただけなんだ。


 決して羞恥しゅうちプレイを要求したワケではないし、イジメでもない。 まあ、本人も楽しんでいるしね。


 でも流石に裸はマズイと思うんだ。


 何がマズイって言えば、外見かな。


 ハトリの人のイメージが、私とヘルを足して2で割った姿だったのは、必然だったのかも知れない。


 まあね、それ以外の人型の知り合いって言えば魔女様くらいだったのだから、当然なのだろう。


 問題なのは、胸の大きさまで中間のサイズになった事だろうか。


 ああ見えて、ヘルは巨乳なのだ。 そして私はつるぺったん。


 では結果は? 小学生低学年にしては、立派な胸を持つ幼女になりましたとさ。


 思わず手が伸びそうになってしまったよ。 ふん、別にうらやましくなんか、ないんだからね!


 ってオイ、私が我慢しているのに、自分でんでいるじゃないよ! ムラムラするじゃないかっ!


「思ったよりも柔らかいのー」

「それくらいに、しておこうね。 色々と教育にも悪いから」

「でも気持ちいいのー」

「めっ! めったら、めっ!」


 そーですか。 揉んだら気持ちよくなる程にありますか。 当てつけじゃないよね? ねっ?


「でもどうるすんだよ。 オレは代わりの服なんて持っていないぜ?」

「なあ、ハトリ。 自分の糸で服とか作れないかな? 勿論、ハトリが着る服だよ」

「どうしてー? いつも裸だよー」


 うっ、そこからかよ。 だよね。 蜘蛛はまっぱが基本だよね。


「人間は、服を着ていないと不自然なのです。 だからハトリにも服を欲しいのです」

「だったら人化やめるのー」


 やっぱりか。 そう言うと思ってたよ。


「服を着てもらえば、一緒に食事をしたり、街中へのお出かけも出来ます」

「ううううう~っ」

「しかも一緒にお風呂に入ったり、ベッドでガールズトークが出来たりします」

「うぅ、うぅぅぅ~っ」

「いつも一緒にいられるよ」

「服作るのーっ!」


 うむ、可愛い奴め。 ギュッとして良い? あっ、服を作るのに忙しいから話しかけるなって? うん、少し寂しい。


 あっ、手が足らなくなったのか、腕を2本追加してる。 便利だな。


 おおぅ、何とか見る見るうちに布が…って、貫頭衣? ちょっ、それは止めて!


「ハトリ、奴隷じゃないんだから、貫頭衣はちょっとダメかな」

「うぅぅぅ~っ、折角作ったのにー」

「せめてワンピースにならない?」

「ワンピースって何ー?」


 だよね、知らないよね。


 仕方がないので、地面に絵を描いたり、手振り身振りで説明する。 何とか伝わったかな?


 凄い集中力で服を作りだすハトリ。 おっ、今回のは可愛いな。


 シンプルだが清潔感せいけつかんが有り、清楚せいそな感じがある。 てかシルクに見えるん光沢があるんですけど?


 どうやらハトリは、色は白一択なのだが、様々な質感や固さの糸を生み出されるらしく、それらから作った布は千差万別。


 悪ノリして「少し透けたレースっぽいモノや、植物や花の飾りなんかも可愛いかもね」なんて言ってしまったので、ポイントポイントですそなどにあしらってあるのだ。


 これはアレだ。 大人しいカンジの花嫁衣装だ。 てか何か職人の異能とか取得していないか? もはや単なる異能コレクターになってやしませんかね。


 いや、流石に止めはしないけど、ハトリにはこれからもお掃除とか色々頼む予定なんですけど?


 ちょっと想像してみよう。 薄汚れた盗賊の中に、ポツンと取り残された花嫁少女ハトリ。 汚い手がハトリに伸びようとしたした瞬間に、挽き肉になる盗賊。 うんサイコパスだな。 でもア有りです、ハトリさん!


 おっ、今度は靴まで作るのか? そう言えば服と靴の違いを説明していなかったな。 まぁ良いや。


 こちら普通のズックだな。 服とのアンバランス感があるけど、またソコが良い。 まるで逃げ出してきた花嫁だ。


「できたよー。 これで良いー?」

「うん。 最高かよ。 すっごく可愛い」

「やったぁー」


 ぐへへへへっ。 男じゃないけど、涎が出そうだぜ。


 そうだ。 気になったから、ついでに聞いてみるかな。


「ねえハトリ。 もしかして剣術関連の異能とかも持っていたりする?」

「たくさんあるよー」

「じゃあ、これとか使ってみて」


 そう言って、聖騎士や傭兵達が所持していた武器を色々出してみる。 まあ、4歳児の私には使えないからね。 余っていたんだよ。


 おや、バスターソードがお好みですか? 何だか夢が広がるね。



少しでも気に入られた場合は、ブックマーク、評価、「いいね」をよろしくお願いいたします。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


カクヨム版(先行)


魔女転生 ~えっ? 敵は殺しますけど?~


https://kakuyomu.jp/works/16816927862939210704


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ