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第26話 幼女蹂躙~えっ? 火炎地獄ですか?~

カクヨムからの転載です。よろしくお願いいたします。

 う~っ、暑いぃぃぃぃぃ!!


 汗もしたたる良い女、ハイガンベイナ3歳です。


 いやぁ、さっきから視界の中をチョロチョロと彷徨うろついているトカゲがいるんだけど、サラマンダーかな。 ちっとも集中出来ていないから仕留しとめられていないケド。


 つーかお前な、隠れてないで出てこいや! 鬱陶うっとうしいねん。 ヘッドショットかますそコラァ!


 う~ん、マジでウザい。 何かばーんって出来ないかな。 イライラするんだけど。


 爆発系は効果はあるんだろうけど、熱耐性とか絶対持ってるよね。 チロチロ炎とか出してるし。


 出来れば冷やす系統で、広範囲なヤツ。 何かあったかな。 まあ良いや、これで。


「フリーズ! フリーズ! フリーズ! おっちゃぁぁぁ!」


 何とか一体目を撃破。 うん、これサラマンダーだわ。  それにしても氷漬けはシュールだな。 素材として収納しておくか。


 フリーズが有効なのは判ったケド、命中率が悪いな。 練習すれば上達するのだろうか?


 あっ、次の目標を発見。


「フリーズ! ちっ、けるなーっ! フリーズ!」


 ふっ、どんなもんだ。 あっ、おっ、へっ? ゴキブリでもあるまいに、出たり引っ込んだり、あっちこっちでカサカサするんじゃない!


 ああっ、鬱陶しい! 1匹いれば10匹いるんじゃないのか?


「アイちゅちゅトーム!」


 はあ、はあ、はあ。 一体何なんだ、コイツら。 サラマンダーってもう少し、強大なイメージじゃなかったか? 四大精霊しだいせいれいの一つなんだろ。 ウジャウジャいてんじゃねーよ!


 ふう、この階層は洞窟型どうくつがたの形状をしているんだけれど、全く閉塞感は無い。 まあ、広いからね。 幅だけでもヘタなドーム球場よりはあるし、天井もまあ、負けず劣らず高い。


 そして隠れられそうな岩がゴツゴツとあるし、何といっても其処彼処そこかしこにある溶岩だまりが、暑さを視覚と肌感覚で強調してくる。


 そんな中でサラマンダーが顔を出して、攻撃の機会をうかがってくるわけだ。


 当然、無効化出来そうだとは言えタダでやられるつもりも無いので、サーチー&デストロイしてるんだけど如何いかせん数が多い。


 まあ、良いか。 魔力探査で位置は把握はあくしてるから、階層主探索を優先しよう。 うん、アイスストーム!


 少し進んで、何とか判った。 コレはアレだ、蛇行しているほぼ一本道。 うん、迷わなくて良いよね。


 アイスストーム! ホントに多いな、サラマンダー。 通常なら十字攻撃にさらされるパターンなんだろうケド、不意打ちは効かないからね。 ウザいけど。


 うーむ、ホバリングで高速移動すべきかな。 敵のど真ん中に出くわす可能性はあるけど、魔力鎧まりょくよろいがある私には関係ないと言えば関係ない。


 いや、低空飛行で行くかな。 対空砲火が出来るとも思えないし。


 うむ、良し、そうしよう。


 と、その前に。


「ちゃん連レールガトリングガン展開」


 A10よろしく、上空から蜂の巣にしてやる。 しかも無音飛行だぜ、やったね☆


 上空から地面を観察しつつ、サラマンダーの様子をうかがう。 うへっ、気付いてすらいないぜ。 くらえ、ファイヤぁ、ファイヤぁ、ファイヤぁ!


 サラマンダーの死骸を量産しつつ突き進む。 結構長いな、何処どこまで続いているのだろう。 ファイヤぁ!


 サラマンダーって上空を取れば、本当に雑魚ざこだな。 まったく身の危険を感じない。 はっ、はっ、はっ。 何処へ行こうというのだね?


 見ろ! サラマンダーがゴミの様だ。 何なら大佐と読んでくれても良いのだよ。


 さらに急カーブでも、ファースト・イン・ファースト・アウトで突っ切ってやるぜ!


 うぉぉぉぉぉぉぉ~っ、壁が迫って来る。 ペシャンコになんかなってたまるかぁ~っ! ひぃぃぃぃぃ、怖い怖い怖い!


 スミマセン、調子に乗りました。 危っねぇ。 うん、安全運転って大事だな。 身をもって体感したよ。


 速度は少し落として、標的にされないように不規則機動で進むとしよう。 そうしよう。


 うおっ、途中から溶岩で分断されてるじゃねーか。 空を飛べなきゃんでたな、コレ。


 うーむ、飛行が出来る事が前提のダンジョンってどうなんだろ。 所々に小島があるけど、ジャンプでどうにかなる地域じゃないよね。


 しかしコレって、やっぱアレかぁ。 推測するに、炎系統で飛行できる大トカゲ。 どう考えてもレッドドラゴンだよね、階層主。


 あっ、サラマンダーが群れで泳いでいる。 幻想的な風景なんだろうけど、ちっとも風情を感じない。 ファイヤぁ!


 おっ、そろそろ対岸か? 熱でらいで見えるけど、半島っぽい?


 ホバーモードで、じっくり観察だぁ。 いや、別に門とか見つからないんだけど、一応ね。


 まずは、岸辺沿いに観察でもしていこう。 うん、長閑のどかだ。 地獄みたいな風景だけど。


 あれ程いたサラマンダーが、何故なぜか見つからない。 まさか、変なガス溜まりとか無いよね。 一応生命維持術式を強化しておくか。


 えっ、いつ生命維持なんかやっていたのかって? いやいや、やってないと直ぐに肺が焼けて死んでるよ。 マジで暑いんだから。


 うーむ、多少は蛇行しているんだけど、何だかゆっくり回転している気がする。 どゆ事?


 洞窟どうくつでなきゃぁ、高高度から地形を判別出来るんだけど、こういった処はもどかしい。


 ん? ちっとも大陸っぽい場所が出てこない? コレって何? 1周するパターン。


 んん? んんん? あの岩って見たような気がしないでもないカンジ? でも回り込んでみないと、良く判らないし。


 んんん? うーむ。 やっぱり見た気がする。 ついでに、あそこのホバーで通り過ぎた風景なんかも、とってもデジャブ。


 って、島やったんかい! まぎらわしいんよ!



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カクヨム版(先行)


魔女転生 ~えっ? 敵は殺しますけど?~


https://kakuyomu.jp/works/16816927862939210704


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