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第215話 傭兵編 ~えっ? ゴブリンですか?~

カクヨムからの転載です。よろしくお願いいたします。

「おめでとうございます。 30匹以上のホーンラビットですのでEランクに昇格させて頂きます」

「うむ、よろしく頼む」


 さっそくEランクに昇格する幼女、ハイガンベイナ6歳です。


「これほどホーンラビットを狩るのが上手いのでしたら、これからも宜しくお願いしますね。 引き受け手がいなくて困っていたんです」

「いや、ホーンらビットはもういいって言うか、お尻が大変って言うか」

「はぁ、お尻ですか?」


 受付嬢に変な目で見られてしまった。 だって仕方ないじゃん。 お尻を犠牲にして狩ったなんて言えないんだもの。


「肉にはまだまだ需要がありますから、少し色を付けても構いませんよ?」

「いや、せめてホーンラビット以外の依頼にするよ」


 まぁ、お尻の健康は大切だからね。


「それよりお前はいつまで私のお尻を触っているんだよっ!」

「これは触診ですぅ。 決してお尻を揉んでいるワケではないのですぅ。 あっとぉ、手が滑ったぁ!」

「どさくさに紛れて、どこを触ろうとしているんだよっ!」

「ベイナ様の秘境ですぅ」

「秘境とか言うな! てか手を離せっ!」


 最初は心配してくれてお尻をさすっているのかと思って放置してたんだけど、本心はエロだったらしい。 油断ならん奴だ。


 とは言え私の下着はお尻の部分が穴だらけになっていて、ちょっとシャレになっていない。 替えの下着ってあったよな。


「そんなベイナ様にぃ、幼女用のTバックをプレゼントですぅ」

「何だよっ! 幼女用のTバックって」

「特注ですぅ」

「んなもん特注してんじゃねぇ!」

「じゃぁオートクチュールですぅ」

「悪化してんじゃねぇかっ!」


 そもそも注文されて幼女用のTバックを作る職人も問題だが、注文する方も注文する方だ。 何のために注文したんだか。


「聞きたいですかぁ? 今らな実演付きで教えますよぉ」

「聞きたくないやい!」


 まぁ流石にこのままってワケにはいかないので、トイレに行って替えのパンツをアイテムボックスの中から探す。


「えーとぉ、パンツ、パンツっと」


 アイテムボックスの中から引き出すと、何故か紐のような下着しか出てこない。 あれ? 確か買い足したハズなんだけれど…。


「そんなベイナ様に朗報ですぅ。 ここにはひもパンよりはマシなTバックがぁ」

「うるさい! ってかサラッとトイレの個室に侵入してくるんじゃねぇよっ!」

「ベイナ様のいるところにヘルの影ありですぅ」

「嬉しかねぇな。 それよりも、私のアイテムボックスに仕舞ってあった替えの下着を知らないか?」

「しっ、知らないですよぉ。 買い忘れたんじゃないんですかぁ?」

「なぁ、どうして目が泳いでいるんだ?」

「私は無実ですぅ。 決して寝ている間にハッキングなんてしていないのですぅ」

「やっぱりお前かっ! てかアイテムボックスなんてハッキング出来るのか?」

「愛の力ですぅ」

「してんじゃねぇよっ! てか普通の下着を出せっ!」

「Tバックを紐パン以外はいらないので売り払いましたぁ。 怪しいオジサンが幼女下着を高価買い取りしてくれたのですぅ」

「売ってんじゃねぇよっ!」

「嬉しそうに匂いを嗅いでいましたよぉ?」

「なお悪いわっ!」


 紐パンよりはマシなので、Tバックを穿いてトイレから出た。 うん、お尻がスースーする。


「Eランクで受けられる依頼って何があるんだっけ?」

「スライムとぉ、ゴブリン討伐ですぅ。 勿論私の推薦はぁ、スライム討伐ですぅ」

「どうして?」

「スライムとぉ、ベイナ様の脱がせっこ競争をするのですぅ。 北風と太陽の様に私が勝のですぅ」

「じゃぁ、ゴブリン討伐な」

「まっ、まさか浮気ですかぁ?」

「どうしてそうなるんだよっ!」


 コイツは私とゴブリンがねんごろにでもなると思っているのか? 冗談じゃないぞ。


「まぁ私と懇ろになるんなら許してあげますぅ」

「誰がなってたまるかっ!」

「優しくしますよぉ?」

「そう言う問題じゃないっ!」


 ヘルの頭の中はエロしかないのか?


「そんな事はないですよぉ。 エロい事を考えているのはぁ、ベイナ様との関係だけですぅ」

「いい加減お前のエロエロ空間から開放してくれ」

「考えない事もない事もない事もないですよぉ」

「結局、考えないんじゃないかっ!」


「2人だけでイチャイチャするの禁止なのー!」


「いや、イチャイチャしているワケではなくてだな」


「ハトリもイチャイチャするのー」

『とっとと死にやがれです』


 何とかチュッチュしてくるハトリをがして、私たちはゴブリン討伐に出発した。 場所は、ホーンラビットとは違う森の中だ。


「なぁ、ゴブリンって何処にいるんだ?」

「ハトリちゃんはぁゴブリンの天敵なのでぇ、出てこないと思いますぅ」

「えっ、そうなの?」

「ホッピングスパイダーはぁ、ゴブリンの天敵ですよぉ」

「なぁハトリ、少し離れてくれないか?」


「嫌なのー! ハトリはママといるのー!」


 うん、このままじゃぁゴブリン退治なんて無理そうだな。 どうしよう?



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カクヨム版(先行)


魔女転生 ~えっ? 敵は殺しますけど?~


https://kakuyomu.jp/works/16816927862939210704


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