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第204話 世直し編 ~えっ? 危険な夜ですか?~

カクヨムからの転載です。よろしくお願いいたします。

「絶対、静かに寝ろよっ!」

「ええ、静かに襲えば良いんですねぇ♡」

「襲ってくるんじゃねぇっ!」


 ヘルと危険な夜を過ごす幼女、ハイガンベイナ6歳です。


 結局、押し切られてしまった。 後悔している。


 触手プレイなんて冗談ではないので、何とか頑張ったのだがい寝を了承させられてしまった。


「うふふふぅ、私を触手だけの女だと思ったのがベイナ様の敗因ですぅ」

けっ、触手以外には何があるんだ?」

「知りたいですかぁ? 後悔しますよぉ」

「くっ、コイツはしばっておいた方が安全か?」

「縛りプレイも得意なのですよぉ」

「くそうっ、どうすりゃ良いんだっ!」

「黙って股を開けば良いと思いますぅ」

「思いません!」


 オカシイな、手も足も触手も出さなければ安全だと思っていたのだが、どうやら甘かったらしい。


「そっ、そうだ。 ハトリやミーティアも一緒に寝よう! 仲良くする事は大切だろ?」

「残念でしたぁ。 何故かハトリちゃんたちはぁ、急に眠くなったみたいなのでぇ、寝かし付けておきましたぁ♡」


 くそう、対策済みだったか! こうなれば、攻撃方法だけでも知っておけば何か対策出来るのではないだろうか?


「なぁ、お前こそ手も足も触手も出せないんだから、あきらめて大人しく寝たらどうだ?」

「ベイナ様ぁ、私の舌はとても長いのですぅ」

「くっ、その手があったか…」

「今からの条件追加はナシですよぉ、約束ですからぁ」

「判っているよ…」


 まさか舌が攻撃手段になるなんて思わなかったな。 そこまで意識が回らなかったんだ。


 約束するハメになってしまったのは、ヘル自身を拒絶しているワケではないので落とし所としては妥当かと思ってしまったからだ。


 だが、舌だけならば最悪は舐められるだけで済むとも言える。


「そんなベイナ様に残念なお知らせですぅ」

「くそっ、まだ何かあるのかよ」

「実は口も伸びるのですぅ。 ムチュー」

「ぎょわっ、タコ人間だとぉ!」


 くそがっ! さらに状況が悪化しやがった!


「ベイナ様ぁ、下等なバンパイアでも狼やコウモリに変化へんげ出来るんですよぉ。 ならば死神は何に変化へんげ出来るとおもいますかぁ?」

「なんだよ、やぶからぼうに。 お前も狼やコウモリに変化へんげ出来るのか?」

「いやぁ、もっと刺激的な何かに変化出来るんじゃないかと思ってぇ、色々と試してみたんですぅ」

「それで?」 ゴクリ

「何とスライムに変化へんげ出来ましたぁ」

随分ずいぶんとショボいな。 スケールダウンしていないか?」

「しかも洋服だけ溶かす粘液も標準装備ですぅ」

「ヘルプミー!」

「さぁ、幼女はネトネトベチョチョの刑に処しますよぉ」

「嫌だぁぁぁ~っ! 私はエロフじゃないんだぁぁぁ~っ!」

「さぁ、一緒に溶け合いましょう♡」

「うぎゃぁぁぁ~っ! ふっ、寝間着ねまきが溶けるぅぅぅ~っ!」


 迫り来る粘液は、ヘルの言う通り服だけを溶かす能力があるみたいだ。 その証拠に、幼女用のネグリジェが粘液に包まれてボロボロと崩れていく。


 スライムなんて出発の街にいるショボい奴を想像していたのだが、現実はラスボス級のスライムだった。


 振り払おうとするもまとわり付き、楽しむ様にジワジワとユックリ服の繊維を溶かしていく。


「ひぃぃぃ~っ!」

「うふふふふーっ。 楽しいですぅ さぁ、残すは下着だけですよぉ」

「下着はらめぇぇぇ~っ!」

「下着の次は先端突起を攻めるのですぅ」

「先端突起とか言うなぁぁぁ~っ!」

「あっ、失礼しましたぁ。 先端じゃない突起ですぅ」

「ちくせう! ふくらんでなくて悪かったなっ! 成長期には膨らむ予定があるんだよっ!」

「ベイナ様には成長期は永遠に訪れないですぅ」

「いい加減本気で泣くぞっ!」


 何故かスライムまみれでネトネトになっているのに、乳首がコリコリされている感覚がある。 くそっ! コイツほんとに遠慮が無いなっ!


「うふふふふ~っ♡ 幼女の肢体は最高ですぅ」

「ひぃぃぃ~っ! 全身を舐め回されている感覚があるぅぅぅ~っ!」

「そりゃぁ、全身で全身を舐め回しているからですよぉ♡」

「器用過ぎるだろっ!」

「あっ、ちょっと漏らしましたねぇ。 聖水ゲットですぅ」

「もう殺してくれぇぇぇ~っ!」

「生かさず殺さず舐め回しですぅ」


 その後、意識を失ったのか気が付くと朝だった。 やけにツヤテカしているヘルの寝顔を見ていると殺意がわく。


「くそう、コイツ進化していないか?」


 無駄に優秀な死神は、いつの間にかスライムに変化する能力まで会得していた。 手足を出す事を禁止したからってスライムになるなんて普通するかぁ?


 やっぱりコイツを一緒に寝るとロクな事が無い。 と言うかラブドールな人生に一直線な気がする。


「むふぅ♡ 昨夜はお楽しみでしたぁ」

「私は楽しくなかったケドな」

「おやぁ? 昨夜はアヘ顔ダブルピースでいたのにぃ」

「えっ、私はそんな顔をしていたのか?」

「ええ、スライムで表情を作ってみましたぁ」

「やりたい放題だなっ!」

「やりたい放題でしたぁ♡」


 いかん、既にラブドール化していた様だ。



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カクヨム版(先行)


魔女転生 ~えっ? 敵は殺しますけど?~


https://kakuyomu.jp/works/16816927862939210704


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