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第167話 魔女闘争編 ~えっ? 慟哭ですか?~

カクヨムからの転載です。よろしくお願いいたします。

「クソがぁぁぁぁぁぁ~っ!」

「ママ、ハトリはいつまでもママと一緒にいるの」


 童女に慰められる幼女、ハイガンベイナ6歳です。


 思わず叫んでしまったが、全ては私の甘さが原因だ。


 この世界に自爆なんてモノがあるなんて知らなかったなんてのは、単なる言い訳だろう。


 地球の多くの特殊部隊は、テトリスとを射殺した場合で余裕がある場合は、頭に弾丸を打ち込んで死をより確実なモノにする事を推奨している。 要するに自爆対策だ。


 それくらいに自爆に関してはそれ位に注意が必要なのだ。


 しかも生け捕りで情報収集をする場合には、更なる注意が必要だ。 情報源と言えば聞こえが良いが、通常は自分たちに都合の良い嘘しか吐かないからだ。


 要するに情報源としては信用に値しないと言う事だ。


 そのため警察の特殊部隊でもない限りは、前頭葉の働きを抑える薬などを用いるのが一般的である。 勿論公表はしないが。


 それでも情報の正確性としては問題がある関係上、複数の情報源を用意したり、可能であれば裏付けを取るなどして手間も必要である。


 そう言った意味では今回の尋問は最悪の選択だったのかも知れない。


 そもそも何かを吐いたとしても嘘や誘導の可能性があるし、聞き取りなどせずに問答無用で頭を覗くべきだったのだ。


 更に最悪な事に、態々《わざわざ》館に移動してしまった。 その結果が今回の被害である。


 あの爆発で人間が生き残れるとは思わないので、ウォルターや料理長などは諦める必要があるだろう。 いや、それ以前に死体を発見できるのだろうか?


 個人的にはせめてもの償いとして埋葬してやりたいのだが、それすらも絶望的だろう。 ふっ、私は無能だな。


 それにヘルやミーティアの事もある。


 ヘルに関してはああ見えても古い神だし、そう簡単に死ぬとは思えない。 何と言っても死をつかさどる死神だからな。 死を告げる側なのだから死ぬのかどうかすらも怪しいモノだ。


 まぁそれでも怪我を負っている可能性はあるのだから安心しているワケではないのだが。


 むしろ問題はミーティアの方だろうか。 何と言っても幼い個体だ。


 黒竜のシブトさは知っているつもりだが、無傷で乗り越えられるかと言えばそうとは思えない。


 ここはやはり生きている可能性がある2人の捜索を優先すべきなのだろうか?


「ハトリ、蜘蛛は出せるか?」

「うん、だせるの」

「出来るだけ多くの蜘蛛で、屋敷の瓦礫の中や周囲の探索を行ってくれないか?」

「判ったの」

「宜しく頼む」


 あの場面でヘルが逃げるとしたどうするだろうか? 私が転移したのは見ていたのだろうか? だとしたら転移で避難したのか? 何処へ?


 出来る事ならヘルも一緒に転移したかったのだが、何より時間が無かったのだ。


 怒っているのだろうか? それともねているのだろうか?


 見つかったら取りえず謝ろう。 すぐには許して貰えないかも知れないが、誠心誠意謝ろう。


 ミーティアは逃げられただろうか? 恐らくだが転移も魔力鎧まりょくよろいもまだ使えないんじゃないだろうか?


 あの爆発に巻き込まれた場合、それなりも怪我を負っているのではないのだろうか? 見捨てたなんて思われたら、更に嫌われてしまいそうだな。


 幼体の再生能力がどれくらいあるのかも判らないし、自力で動けない可能性もある。


 さっきから魔力探査など屋敷の周囲を詳細に調べているのだが、生存者すら見つけられない状態だ。


 そんなに遠くまで飛ばされたのか?


 確かに凄い爆発だったが、そんなに遠くに飛ばされるなんて事があるのだろうか?


 判らないな。


 そもそもあの尋問の時には同席していなかったハズだ。 外出でもしていたのだろうか? いや、そんな都合の良い考えは止めておこう。


 ついさっき、甘い考えで被害を出したばかりなのだ。 最悪のケースも想定しておくべきだろう。


 ダメだな、私は。 平和ボケでもしていたようだ。


 それにこんな状況なのに、良い考えが浮かばない。 はっ、本当にダメダメだな。


 何だかんだ言って、楽しかったんだ。 だからゆるんでしまった。


 火薬が存在しない世界だから、自爆なんて方法を思いつ着かなかった。 そんな方法で攻撃されるなんて思わなかった。


 今まで黒竜以外では苦労なんてしなかったから、何とかなるなんて思ってしまった。 慢心してしまっていたんだ。


 そもそも私には守る力なんて無い、殺す方法しか知らないんだ。


 だから『暗闇の魔女』を始めてみた時に殺しておけば良かったのだ。


 それに尋問の能力なんて無いのだから、取調べを行おうなんて思ったのも間違いだ。


 間違いだらけだな。 何やってんだろうな、私は。


 これから私はどうすれば良いのだろう。 今はハトリに死体の捜索を頼んでいるが、葬式の方法すら知らない私は、とむらうことすら満足に出来ないだろう。


 死体を埋めた後はどうする? ヘルやミーティアの捜索か?


 今まで探索だってハトリやヘルに頼っていたんだぞ。 どうやって見つけるんだ?


 私ってこんなに無能だったんだな。 これで魔王や神を名乗っていたんだから、全く以て笑えないな。



少しでも気に入られた場合は、ブックマーク、評価、「いいね」をよろしくお願いいたします。


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カクヨム版(先行)


魔女転生 ~えっ? 敵は殺しますけど?~


https://kakuyomu.jp/works/16816927862939210704


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