第143話 聖王国編 ~えっ? 邪神ですか?~
カクヨムからの転載です。よろしくお願いいたします。
「マイクロウェーブ・バースト!」
ボン!
大司教を爆散させる幼女、ハイガンベイナ6歳です。
うん、やっぱり呪言以外なら問題なく効くみたいだな。
さて、次は邪神だが…あれ? コレってデコイじゃね?
「なあ、もしかしてデコイを残して邪神には逃げられたのかな?」
「そうみたいですぅ」
「くっ、いつの間に…」
「大司教を殺してくれて、感謝しておるぞい」
「ん? 何か言ったか?」
「言ってないですぅ」
「んじゃぁハトリは?」
「何も言ってないのー」
「ミーティアは?」
『ついにペタンは耄碌したですか?』
「じゃぁ誰が感謝してるなんて言ったんだよっ!」
「それは我じゃな」
「ん?」
「ひゃっはー、騙されてやんのー。 ぷーくすくす」
「【死ね】」
「残念でしたー。 邪神である我に呪言なんて効くワケねーだろー」
何だろこのジジイ、すんげぇイライラする。
「三連レールガトリングガン展開、ファイア!」
「ぎょわぁぁぁ~っ! 死ぬかと思ったじゃないかっ! だが流石我の防御魔法であるな。 貴様の攻撃など完全に防げるのだっ! 悔しかったら我に有効な攻撃でもしてみるのだなっ!」
「貫通術式付与っ! ファイヤー!」
「ぎゃぁぁぁ~っ! イキナリ貫通攻撃とかしてくるんじゃないっ! 見ろっ! 頭にセンターラインが出来てしまったではないかっ!」
馬鹿なのかな? 止めるワケないじゃん。 まあ有効な攻撃だと判明したので続行だな。
「貫通術式付与っ! ファイヤー、ファイヤー、ファイヤー!」
「ひぇぇぇ~っ! しっ、死ぬぅぅぅ~っ! 直撃したら死ぬぅぅぅ~っ!」
どうしてこんな近距離で避けられるのだろうか? まあ直撃するまで続けるケド。
「まっ、待てっ! 我に協力するなら世界の半分をくれてやろう! だから、まずは話し合いから始めようではないかっ!」
「あっ、そう言うの間に合っているんで。 貫通術式付与っ! ファイヤー、ファイヤー、ファイヤー!」
「ひょぇぇぇ~っ! 死ぬ、死んでしまうっ! 苛め反対っ! 我、謝るから話を少しでも聞いて下さいっ!」
「どんな話なんだ?」
「そっ、そうだな。 我が貴様等の仲間になってやろう! 世界征服とか思いのままだぞっ!」
何だろう。 ちっとも魅力を感じない。
「なぁ、ヘルはどう思う?」
「こんな使えないジジイなんていらないですぅ!」
「ハトリはどう思う?」
「斬れるかどうか試したいのー」
「ミーティアは?」
『エロい目でママを見たから殺すです』
「と言うワケで、全会一致で処刑が決定しました。 ファイヤー!」
「とーなのー!」
「高出力遠赤外線!」
『死に晒せーです!』
「ぎょぇぇぇ~っ! こんなか弱い老人に何て事をしてやがるんだ、バチ当たりめっ! いや、嘘です。 だから皆しで無心で攻撃するのは止めて下さい!」
一瞬でボロボロになったな。
「てか、どうして死なないんだ?」
「わっはっはっ! どうやら我の凄さに気が付いた様だな。 実は我は、複数の命を持っているのだっ! だから致命傷でも数回程度なら無かった事に出来るのだよっ!」
「どうやら攻撃し続ければ死ぬらしいぞ。 ファイヤー!」
「やーなのー!」
「高出力マイクロウェーブ!」
『収束ブレスーです!』
「ぎゃばばばば~っ! 残機がっ、残機が急速に減っていくーっ!」
意外とシブトイな。 そういや放射線も電磁波だから照射出来るな。 人体実験には最適ではなかろうか?
「高出力放射線!」
「ぎょわぁぁぁ~っ! 肌が、肌が焼けるぅぅぅ~っ!」
あちゃぁ、何だか肌が爛れて妖怪みたいだ。
「何だか、きもい」
「貴様がやったんだろーがぁーっ!」
「こうなったら、貴様たちも道連れにしてくれるわっ! メテオ・ストライク! わーはっはっはっ! この地は全て消え去るのだぁ!」
「なあ、残機はもう残っていないのか?」
「ふんっ! 確かにもう殆ど残っていないが、貴様たちを地獄に送れるならば本望だっ!」
「なら、転移で一時的に避難しているから、死んだら教えてくれ」
「まっ、待て! 我はメテオで魔力を消費したから転移出来ないんだぞっ! 我も連れて言っていくれっ!」
「ヘル、ハトリ、ミーティア、それぐいらいにして一時的に避難するぞっ! 転移!」
「待てやこらぁぁぁ~っ!」
そうワケで私達は一時的に上空に転移で避難した。
少しでも気に入られた場合は、ブックマーク、評価、「いいね」をよろしくお願いいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カクヨム版(先行)
魔女転生 ~えっ? 敵は殺しますけど?~
https://kakuyomu.jp/works/16816927862939210704
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




