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第128話 聖王国編 ~えっ? スパリゾートですか?~

カクヨムからの転載です。よろしくお願いいたします。

「温泉に入るぞー!」

「うぉーなのー!」


 温泉街にやってきてはしゃぐ幼女、ハイガンベイナ6歳です。


 いつの間にかに出発し、今は温泉がある都市ロルマにいる。 しかもバッチリ温泉街だ。


「はっ、出発した記憶が無い?」

「何を言っているんですかぁ、皆で仲良く旅をしてきたじゃぁないですかぁ。 みょんみょん♪」

「そっ、そうかな? 気が付いたら、自室の次にはここにいたんだが?」

「旅の最中みたいにぃ、もう一度私のオッパイを吸いますかぁ?」

「えっ? 私ってばそんな事をしていたの?」

「ハトリも少し、吸われたのー」

「どひぇぇぇぇ~っ!」


 旅の最中に何があったんだ? いや、それ以前に私は何をしたんだ?


「気にしなくても良いんですよぉ。 仲良くしていただけですからぁ。 みょんみょん♪」

『お前だけは、絶対殺すです』


 えぇぇぇ~っ! ホントに何があったんだ? ミーティアにめっちゃ睨まれているし。 謝っておいた方が良いのかな?


「大丈夫ですよぉ。 みょんみょん♪」


 そうか、大丈夫なのか。 なら問題ないな。 いや、今は温泉だ。 折角来たのだから、楽しまなくてはなっ!


「それでどこのスパから攻略するんだ?」

「一番大きなあの建物ですよぉ」

「下調べまで、完璧? ヘル、恐ろしい

「さぁ行きますよぉ」

「わーい♡」


 私ってば、こんなに温泉好きだっただろうか? そりゃまぁ、元日本人としては温泉に一家言いっかげんあるんだが、スパリゾートってコレじゃない感があるんだよね。 浴衣もい無いし。


「皆ぁ、入場料を払った後はぁ、更衣室ですからねぇ。 ちゃんと水着に着替えるんですよぉ」


 ヘルがお母さんをしている。 いや、別に良いんですけどね。 本人が構わないなら。


「全員で、銀貨2枚です」

「はい、どうぞぉ」


 ヘルがまとめて払って、更衣室に直行する。 旅行資金に関しては、ウォルターからタップリ巻き上げているみたいだ。 くっ、私より交渉上手じゃねーか。


 そして更衣室に到着してからは、ヘルがアイテムボックスから、全員分の水着を出す。


「なぁ、私の水着についてなのだが…」

「きっと似合いますよぉ、ベイナ様ぁ」

「そっ、そうなのか?」


 私に差し出された水着は、とにかく白い。 いや、それは良いんだ。 別にワンピースは嫌いじゃないし、幼児体系にはビキニはキツい。


 ただね、胸に「べいな」って平仮名ひらがなで書かれた名札が付いているとかさ。 色々とアレなんだよ。


「てか、白スクじゃねーかっ!」

「ベイナ様のアイテムボックスから取り寄せましたぁ」


 あっ、アレか。 ダンジョン攻略の時に、魔女様から貰ったヤツ。 私ですら忘れていたのに、どうしてヘルが知っていたんだ?


「色々とスキャンしましたからぁ」

「へっ?」


 知らない内にマインドスキャンまでされていたの? てかそんな事も記憶に無いんですけどぉ!


「それよりもぉ、着替えないんですかぁ? 脱がせてあげましょうかぁ?」

「いや、自分でやる」


 替えの水着があるで無し、ここは素直に着替えておく。 てか、ヘルもハトリもないすばでーなんだよな。 私はツルペタのイカ腹なのに。


 ヘルは黒のマイクロビキニ。 うんエロい。 何だが男どもが近寄ってきそうな水着だ。


 そしてハトリは、スポーティなセパレート。 青と白のツートンカラーは、発育の良いスポーツ少女って感じだ。


 そしてミーティアは金太郎腹掛(はらか)け。 いや、いつも全裸だよね? 何の意味があるの?


 そりゃもぉ、更衣室ですら目立ちまくっているのだ。 だって周辺のは、木綿製の野暮やぼったい入浴衣装って感じだからね。


 そして私たちがプールに到着すると、ちょっとした騒ぎになった。


 女たちは、驚いた顔だったり、下着よりもエロいヘルに顔をしかめたりたりしている。


 一方男たちは、多くの者たちが股間を押さえてくの字になっている。 破壊力抜群だな。


 そして当のヘルは堂々としたモノだ。


「なぁ、視線が気になったりしないのか?」


「ミジンコの視線が気になるなんてぇ、ベイナ様は面白い事を言うんですねぇ」

「ハトリもミジンコは気にならないのー」


 だが、やはりと言うか当然と言うか、チャレンジャーは現れる。


「よぉ姉ちゃん。 オレ達と仲良くしないか? もちろん発育の良いガキも仲間に加えてやるぜ」


「消えせなさい。 むさい男はぁ、好じゃないんですぅ」

「ハトリはママが好みなのー」


「なぁ、イイじゃんか。 ガキの世話なんか放っておいて、オレ達と良い事しようぜ」


 そう言いながら、手をヘルの胸へと伸ばしていく。 あっ、コレは制裁パターンだな。


「ハトリちゃん。 チンですよぉ」

「了解なのー」


 アッパーカットかな?


 そして、さくっと動いたハトリの蹴りが、男の股間に炸裂した。



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カクヨム版(先行)


魔女転生 ~えっ? 敵は殺しますけど?~


https://kakuyomu.jp/works/16816927862939210704


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