第119話 独立・建国編 ~えっ? 帝国軍襲来ですか?~
カクヨムからの転載です。よろしくお願いいたします。
「ベイナ様、来たのですぅ」
「やっとかっ!」
帝国軍襲来に沸き立つ幼女、ハイガンベイナ5歳です。
眷属が誕生してから2ヶ月、独立宣言をしてから1年ほど経過しました。 うん、遅いねん。
そりゃね、移動の時間とか軍隊の準備とかを考えると順当なんだろうけど、待つ身としてはね。 ちょっと焦れていた。
数は約3万程度。 まあ甲子園球場が満員で5万5千だっけ? 少ない気がしないでもないんだけど、中世ヨーロッパの歴史的な戦争って数千単位だから、歴史的な軍勢と言えるのだろう。
まあヨーロッパじゃなくて、ナーロッパなんだろうけど。
それに、挟撃とか分散攻撃とかの数の利を活かした攻撃をしてくるかとも警戒していたのだけれど、それも無いみたい。 こりゃぁ完全に生贄だわ。
微ㇾ存で勝てればいいなぁなんて考えているのだろうけど、別に近接戦闘なんてする気も無いよ? 纏めて吹き飛ばすだけだし。
当然ハトリにも伝えてある。 大しゅきホールドでガッチリ固めて、耳元で優しく作戦を説いたものだ。
ならば後は実行するだけである。
「全員で出撃する」
「はいなのー」「ハイですぅ」「行くです」
「転移!」
そして軍勢を見渡す上空へ。 うむ、人がゴミの様だ。
「ギガ・エクスプロージョン!」
おおぅ、流石は威力マシマシのエクスプロージョン。 中央で爆発させたら、爆風で全軍が木の葉の様に舞った。
「ハトリ!」
「ドーラーゴーンーブーレースーなのー」
これも凄い。 腰の辺りで一旦貯めて、両手を突き出して掌から繰り出されるヒドラのドラゴンブレス。 へえ、人型でも撃てるんだ。 てかソレ『波』じゃね?
名前はドラゴンブレスでも、実質は溶解能力付きのポイズンブレス。 地面でヘコヘコ動いていた敵兵が溶ける溶ける。
「ヘル!」
「ギガ・ヘルファイヤー」
今度は地面を舐める炎が蠢く敵兵を焼いていく。 あれだけいた敵兵も、残りは1割にも満たない数に。
「ミーティア!」
『命令するじゃねぇです! うりゃぁ、うりゃぁ、うりゃぁ!』
何とか生き残って逃げ延びようとしている敵兵へのヘッドショットを繰り返す、幼竜。 うむ、容赦が無いな。
「各人、オープンファイヤー」
「了解なのー」「了解ですぅ」「がってん承知の介です」
ん? 何か一人、変なのが混じっている気がするが気のせいだろう。
そして始まる殲滅戦。 はははっ、笑えてくるな。 開戦から5分と経過していないんだぜ?
えっ? 開戦って言うか奇襲攻撃? 細けー事は良いんだよ。
もしかして、開戦の口上とかのお作法が必要だったのだろうか? まあ意味なんて無いのだが。
ロシアがクラスター爆弾を使ったのを見て「クラスター爆弾は条約で禁止されているだろう」とかワケ判らん馬鹿な事を言っている奴がいたが、アレは本当に意味が無い。
そもそもアメリカも中国も、そして当然ロシアもクラスター爆弾禁止条約には加盟していない。 なので使いたい放題である。
その他、焼夷弾禁止条約なんてものあるが、当然アメリカは加入していない。
そもそも条約なんてものは加入した者が「オレも使わないからお前たちも使うなよ」だったり、「捕虜は虐待しないから、お前たちもするなよ」だったりする。
つまり国が条約に加盟し、その軍が条約を遵守する事によって成立するものだ。
だから例えばテロリストやゲリラが白旗を挙げたところで、虐殺しようが一切問題になる事はない。
例えばソマリアの海賊を、問答無用で射撃の的に出来るのもそう言った理由である。 殺したところで誰も困りもしないしね。
そういった意味では、実は自衛隊は扱いが微妙である。 国内向けには「軍隊ではない」とワケの判らない事を言い、外国には「軍隊である」と明言しているからだ。
勿論、一刻も早く「国防軍」に名称変更すべきなのだが、日本の政治家はゴミでカスなので変更する気は無い様だ。
台湾有事で日中戦争になった場合、中国軍は必ず好き勝手するハズなので、何とかして欲しいものである。 自衛隊の命は大切なので。
さて、対する私たちであるが、どう考えてもゲリラかその様なモノなので、条約もクソも無いのである。 まあ、捕虜なんて取ったところで扱いに困るだけだしね。
なので、私も参戦する事にしよう。
「ドーラーゴーンーブーレースー、波っ!」
おおぅ、撃てたぞっ! 『波』を撃てたぞっ!
いや、やってみたかってん。 だって『波』とかやりたくなるやん。
勿論、掌から出たのはドラゴンブレスと言うよりは荷電粒子砲なのだが、爽快感は申し分無い。 次は人差し指から出る『ガン』的なヤツであろうか。
ドラゴンブレスガンだから、『ドブガン』? なんか汚いな。 『ドラガン』と命名しよう。
「ドラガンっ!」
めっちゃ速い。 ガンとか言っておきながら、秒速2キロ以上はあるのではなかろうか? まあハンドガンなんて、秒速300メートル以下だからね。 勝負にならないよ。
後は当たりさえすれば言うこと無しなんだけどな。 だから馬鹿にしたような目で見るんじゃありません、ミーティア!
『ざーこ、ざーこです』
「うがぁぁぁ~っ!」
そうして、帝国軍の殲滅作戦は終了していった。
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カクヨム版(先行)
魔女転生 ~えっ? 敵は殺しますけど?~
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