詩 還りゆく魂、めぐる思い出
なつかしい声が聞こえた
心が呼ばれている
目の前の光に惹かれる
なつかしい気持ちを呼び覚ましてくれる
時計の音が聞こえる
規則正しい音が耳に心地よい
ぬかるんだ土に足をつけて歩き出した
濡れた葉に唇を寄せて のどを潤した
晴れた空の日 光に目を細めて
そよぐ空気 身にまとった
この世界に還ろう
ありのままの姿に戻ろう
やがてまた ここにも帰ってこれるから
しばらくだけ 留守にしよう
「ストーリー」
人生の最後にめぐったのは、故郷の想い出。
全てが懐かしくて、どれだけ時が経っても、鮮明に思い出せる。