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官房長官石田三成

所員:(関ケ原の戦いにおいて西軍側の足を引っ張りました獅子身中の虫となりますと……。)

私(三成):(石田三成の元同僚で五奉行の一人、増田長盛になりますでしょうか……。)

所員:(そんな長盛の関ケ原前後の動きを振り返ってみますと……。秀吉亡き後、法令違反を繰り返す家康に対する弾劾に加わります。その後、三成失脚に伴い豊臣家奉行職の中心人物となります。そんな彼の次の動きが家康暗殺計画を家康に密告したこと。翌1600年の石田、大谷、安国寺による挙兵の議論がまとまるや。三成がいの一番に伝えたのが増田長盛。その報を聞いた長盛が真っ先に取った行動は?と言いますと三成からの連絡を即座に家康への報告したことでありました。)

私(三成):(こう見ますと長盛は家康サイドの人間であったことが伺い知ることが出来ます。)

所員:(そんな長盛でありましたが西軍の決起集会であります「内府違いの条々」の発起人にその名を連ねることになります。その後も伏見城攻城戦に自ら参戦。大津城にも将を派遣するなど西軍側として戦う一方、三成からの資金援助要請には応じず。三成からの機密事項の全てを家康に漏らす。と……。そんな長盛の様子を見た三成から「味方から『長盛は家康に内通していると言う噂が流れているぞ。』」と指摘をされた長盛。その後、三成は敗れ。大坂城も家康の手に渡った後、長盛に待って運命は何であったのか?となりますと……。)

私(三成):(長篠後に頭を下げ来た元家臣に対する家康同様……。)

所員:(家康の勝利に貢献する重要情報を提供したにも関わらず。どっちつかずの態度に終始した長盛は高野山に追放。のち岩槻城主・高力清長預けを経。大坂落城後、切腹となるのでありました。)

私(三成):(長盛自身の……と言うよりは大坂城のパニックぶりが、そのまま長盛の行動であったのかもしれませんね……。)

所員:(『三成の挙兵に巻き込まれた!!』『三成の意を汲んだ毛利輝元に接収された!!』『家康が反転攻勢に転じて来た!!』『大坂城に家康・輝元双方を抑えるだけの兵力が無い……。』『どちらが勝っても大丈夫な方法は無いものか……。』と言ったところになりますでしょうか。)

私(三成):(もしそこに三成が居た場合。)

所員:(三成が長盛の立場でありましたら、間違いなく輝元側に立って最後まで戦うことになるのでありましょう。結果がどうなるのかはわかりませんが……。)

私(三成):(もし長盛の代わりに三成となった私が居た場合。どのようにすれば良いのでしょうか?)

所員:(全てを西軍に賭けるの一手になると思われますが……。)

私(三成):(……出来れば大過なく過ごしたいのでありますが……。)

所員:(でも三成ですからね……。まぁ参考にするのであれば前田玄以でありますか……。秀頼の警護の仕事に専念し、家康と輝元の争いには関知しない。と言う手もありますが、如何せん。三成ですからね……。)

私(三成):(……戦うしかない。と……。)

所員:(出来ることとしましては、吉川広家の勝手にならないよう大坂城の輝元を炊き付け、秀元と広家を別行動にする。広家が身動き取れないとなれば、家康も関ケ原に押し出してくることは無かった。秀忠の部隊が合流することになるかもしれませんが、こちらはこちらで大津城を攻略した筑後勢が加わることになる。そこまでの大部隊であれば、家康と言えどもおいそれとは決戦に持って行くことは出来ない。たとえ激突したとしても毛利の主力に筑後勢が加わった。それだけ強大化した西軍に小早川秀秋が突っ込んで来るとは思いませんし……。時が経てば経つ程、家康方となった恩顧の諸将にも心変わりとまでは行かないまでも厭戦気分が漂う事にはあると思われます。)

私(三成):(とにかく相手に時間を使わせる。と……。)

所員:(ただスポークスマンが三成だった場合。彼が発信すればするほど相手を発奮させ。決戦に持ち込まれる危険性がありますから……。そうなりますと、やはり長盛発信のほうが……。)

私(三成):(のらりくらり長期戦に……。でも肝心の長盛がな……。)

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