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こんな世界で君は何を思う?  作者: かかかうどん
第二章 俺は影。
7/30

なんだこれ。

土曜日に1,000pv到達していたみたいです。皆様、応援ありがとうございます。

「あの令嬢、キャラ変わりすぎだろ…。」

「ん。」

 ローブの少女が十人ほどの男たちを、液体と肉塊へと変えた道に“一人”の少女が現れた。色白の肌に、この辺では珍しくない黒目黒髪の少女だ。ただ目の前に映る惨状に対して、その瞳を背けることなく、何の感情も読み取れない。


「これどうするよ?」

「お片付け?」

「俺達だけじゃ、無理でしょ…。」

「やらせればいい」

「誰に?」

「じじぃ。」

「じじぃ?あぁ『魔王』の人か。」

「ん。」

不思議なことに、この道で生きている者は、少女だけのはずだが、聞こえる声は二人分である。


「じゃあ、『魔王』に連絡入れといたから、俺達は彼女に接触しようか。」

「ん。」



「遅かったわね。そのせいで、変な虫に絡まれたじゃない。」

 黒髪の少女が、再び怪しいローブ姿になった少女に接触するために、“気配を読みやすく”した途端、怪しい少女は開口一番そういった。やはり、その声は不機嫌そうであった。


「変な虫?」

「あの男達だろ。」

「ん?あれは、一般的な人族。翅もなかったよ?」

「いや、虫ってのは比喩だぞ…。」

「面白い漫才ね。芸人に向いてるんじゃないかしら。」

嫌味を無視されたローブ姿の少女は、不機嫌そうな声に侮蔑の意も込め黒髪の少女を睨む。だが…。


「ん。」

「おーい。照れるところじゃないぞ。」

「?褒められた?」

「褒めてませんわ!」

 黒髪の少女は、頬を染めたが、すかさずもう一つの声に訂正させられた。まさかローブの少女は嫌味が褒めていると勘違いされるとは、思ってもみなかったようだ。片や怒っていて、対面するのはなぜ怒っているのか分からないという、二人の間に微妙な空気が漂う。


「ま、まぁ、とりあえず俺らが拠点に案内するよ。」

 空気となっていたもう一つの声が、その場をとりなすために二人に話しかける。

「そうですわね。ここで言い争っていても、どうしようもありませんしね。」

 そうして二人は、日光が入りにくいほどの迷宮と化した旧市街を、進んでいく。



「ところで、何それ?」

 何度目かの角を曲がり、何度目かの家の上へと出たとき、黒髪の少女がおもむろにその口を開いた。


「それってどれかしら?」

「フード付きローブ。」

「正体隠すなら目深ローブでしょ?」

「むしろ、目立つ。そもそも、あなたの顔隠さなくても大丈夫。」

「それは、私の顔が地味だから?」

「それもそうだけど、まぁいいか。着いた。」


 そう言って少女達は一つの扉の前に到着した。

「ここなのね?」

「そう言ってる。」

「あなた、もうちょっと愛想良くできないの?」

「うるさい。」

 黒目の少女は、無視して扉を開ける。その先に広がっていたのは、ベッドが一つと、薬品だろうビン詰めされた液体が、陳列された棚のみがある殺風景な部屋だ。


やっとのこと、主人公ペアを出せました。


誤字脱字、感想などお待ちしております。

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