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画面のむこうの君たちに告ぐ  作者: 神藤ライキリ
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ネットばかりの君達へ

今日、電車のホームから飛び降りようと思う。何故か?そんなの決まってる俺は人生と言うゲームに飽きが来たからだ。友達もいない親も数年前に死んでいる。ただ一つ残ったのは妹一人だ。妹だけを残してあの世に逝くのは気が引けるがあいつのためだ俺がいなくなれば妹は良い学校に行けるだろう。そうすれば荷が軽くてすむ。よし、電車が来た

「俺の決意はもう変わらない。いや変わってはいけない」

小さく呟き最後の一歩を踏み出す。

俺の体が電車にぶつかる。今までの事が走馬灯のように頭のなかで流れる。「あぁ、やっと死ねる」そう思った。

だが現実は甘くなかった、目が覚めるとそこは病院だった。

誰かが俺を呼んでいる声で起きたがまさかまだ生きていないといけないとは思ってもなかった。

恐る恐る声の方に目を向ける。

「お前は誰だ?」

俺のかすれた声が部屋に響く。

相手は俺の質問に答えた

「あ?俺か?俺はお前だ」

は?お前が俺?ふざけたこと言いやがる。

「何を言ってるんだ?俺はここにいるだろ?変な嘘つくなよ」

俺と名乗るやつは「ほう」と言った顔でこちらに向かってくる

「これを見ても嘘だと言えるか?」

相手は手鏡を俺に渡した

俺が二人いるのか...いや、そうだこれは夢だ夢に違いない。

そう願いながら俺はまたベッドで深い眠りにつく。




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