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すべては親父を殴るために  作者: 零崎虚識
ブラジル(2012年10月)
4/5

ブラジル到着、そして新たな問題

章分けしました、『僕らもここで暮らしてる』はリアルうろなタイムになっているのでこれはその厳蔵さんを追いかけるようにした話になります。


スタートは去年の9月です。

目的地に着くまでにいろいろと困ったことが判明した。


まず1つ、山のような酒が出るという瓢箪のうちワインやビールなどの瓢箪は全くもって機能してなかった。


てか、まともに使えたのは日本酒のやつが2つだけだった。


まぁ、爺さんの発明品なんてそんなもんだろ。どんな物語でも爺さん発明家の発明品は大概役に立たないと相場が決まっている。


2つ目も、こんな感じだ。

巾着だが金が湧いてくるやつはただ500円入ってただけだった。

金が湧いてくるとか嘘っぱちだった。

そんなうまい話は存在してなかった。

きびだんごの巾着はちゃんと機能してたので食料は何とかなったけど。


3つ目はこの日本一の旗。

どう見てもただの鉄製だからへし折ろうとしても折れない。もう、やけくそで本当にオリハルコンとかでもいいやと思って海に捨てたけど気付いたら戻ってきてた。


完全に嫌がらせだと思う。


で、だ。

親父と思われるサイトの一番新しいブラジルで情報を集めようとしてこの残念な船?(これはちゃんと機能してた)に乗って人気のないビーチと言ったら着いた本当に人気のないビーチで新たな問題が浮上した。


限界なく物をしまえる巾着に限界があった。

なぜわかったかというと、この桃をしまったら少し上の部分が飛び出ているからだ。

5センチくらい。


ちなみに、旗は勝手に出てきてた。

これからこの旗を背負って世界を回らないといけないのかと考えると有り得ないくらいテンションが下がっていく。


とりあえず親父を殴ったら絶対にあの爺を殴ろう。


そして、さらにとどめを指すかのように新たに浮上してくる問題として寝てるところを突然旅に出された俺は当然金はない。

所持金は巾着に最初から入っていた500円だけだ。

そして、服。

俺は今着流しを着ている。明らかに外国では浮くだろう。

まぁ、旗を背負ってる時点で今更だけど。


銀行に行こうにも残念ながら今の俺は不法入国、というか、持ち物に預金通帳はなかった。

よって、服も買えない。


だが、不本意ながら『鬼の散歩日記』でこの状況を打開できるかもしれない物を見つけた。


それは『旅行先で困った腕っ節に自信のあるものへ』と書かれていて、世界中いろんなところの地図とその困ったとき行くといいらしい場所が書いてあった。


幸いブラジルにもいくつかあり、ここからそう遠くないところにも1つあるようだ。


俺は鬼だから、当然腕っ節には自信がある。


となると、行くしかないだろう。

藁にもすがる思いとはきっとこのことだ。






「や、やっと着いた……」


着流しに『日本一!』の旗というこの格好のせいで道行く人に変な目で見られたり、お巡りさんに職務質問をされて片言の英語でごまかしたりを繰り返し歩くこと2時間くらい、ケータイのGPSで見る限りここが目的地のようだ。


店の外観はパッと見BARのようだが明らかに名前がおかしい。俺の英語能力がおかしいのかもしれないけどこれはどう読んでもそうだ。


『YES!アタック!!GO!パンチ!!』


……………なんだここ…どこの紳士だよ。


俺はこの店に入るべきか入らないべきかの葛藤としばらく戦うことになった。

遅れましたが投稿しました。


文化祭、モンハン、修学旅行、ポケモン、漢検と忙しかったんです、はい(笑)


外国に行ったので言葉をどうするかとか地形は、気候はと結構いろいろ考えなきゃ行けないことが合ったんですがなかなか解決しなかったので次話に回しました。


とはいえ、ある程度構想はあるので今回ほど遅れないと思います(笑)

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