契約1
今回はいいかも?
と思う。楽しんでください。
いきなり頭の中に言葉が響いた。
<すまないが、怪我の治療をお願いできぬか>
それは、本当にいきなりだった。
「怪我の治療ですね、分かりましたすぐにします。」
「ヒール」
セスが使ったのは、中級の回復魔法だった。その事に銀色の狼?は、
驚いていた、三歳ぐらいの子供が、中級の回復魔法を唱えたのだから
無理はない。
「大丈夫ですか?」
セスはなぜそんな怪我をしたのか聞いてみた。
そして、またしても頭の中で言葉が響いた。
<まだ、生まれたばかりでな襲われたのだ>
狼は言った。
「生まれたばかりって、貴方は伝説のフェンリルではないですか。生まれるなんてあるんですか?」
セスは分かっていた。狼?と思われる生き物がフェンリルだと。
<我がフェンリルと知っていたか>
フェンリルは、セスに聞いた。
「ええ、そこら辺の魔物より多くの魔力を持っていますから」
セスはそう言った。
<そうか、・・・すまぬが魔力が足りない契約をしてくれぬか>
いきなり契約をしてくれとと言われたセスは、これにはとても驚いた。
「まだ、僕三歳ですよ?」
セスはそう言ったがが
フェンリルは分かっていた。セスが三歳であり、三歳ではないことを。
だからフェンリルは、魔力を普通の三歳の量より確実に多く持っていることを。
<三歳なのは分かった、だが、それにしては魔力量が多すぎる。今は封印か魔力制御のアクセサリーなどをしているのだろう>
フェンリルは自信を持っていった。
フェンリルはこの世界では一匹しか存在しない。
そのかわり、フェンリルは、これまでの記憶を共有している。
この世界が生まれたときからずっと。だからこそ分かるのだ。
「分かっていましたか、分かりました契約をしましょう」
契約を結ぶことになった。
契約の仕方は大きく三つ、
召喚契約、逆召喚契約、現地契約の三つである。
今回は、現地契約の話をしようと思う。
現地契約、その名の通り、その場所に行って契約を結ぶ方法だ。
最初にセスが魔力を流し、フェンリルから魔力を流して貰い契約完了である。
以外と簡単なのだ。
<主、名前を頂けぬか?>
フェンリルは、名前をくれと言ってきたのだ。
当然困る、何にすれば良いのか分からないのだ。
どうしたものかと考えて考え抜いた結果
「わかった!」
閃いたと言わんばかりに自信満々で言った
「君は白だ!」
どこから白が来たのか分からないが
<白か、良い名前だ>
これで契約は終わった
まだ続きます。
感想などください。
お願いします。