セスが出ていった後のちょっとした話 15
話の進みが遅いことは本当にごめんなさい。
ジークが襲撃に来た男が出したアドラスを倒した時と同時刻。真っ暗な部屋に声だけが響く。
「やはりジーク・クラウンと、エリカ・スード・スワン。いや、今はエリカ・クラウンでしたか......彼らをを殺すことはできませんでしたね......」
若い男の声が最初に響く。
「まったくだ! なぜあんな小童一人や、二人やれん! わしなら確実にやれたものを!」
太い声が若い男の声を消すかのように大きく響く。
「うるさいわよ、B。少しは声の音量を下げることはできなのかしら」
今度は女性が呆れたように太い声の男に言う。その時女性は太い男に向かってBと言った。多分コードネームか何かだろう。
「なんだと! I 貴様に言われたくないわ酒に酔いつぶれてギャーギャー騒ぐくせに!」
「なっ!?なんでそんなこと知ってるのよ!! 」
「二人とも少し静かにしてください」
言いあっていた二人を止めようとし若い男が言う。
「「うるさいガキンチョ!!」」
綺麗にハモった。
「僕はガキンチョじゃない! あんたらはジジイとババアじゃないですか!」
二人に言い返す若い男は少し喋り方が変わっている。
「......お前ら一旦静かにしろ」
言い合っている三人を制す静かな声が聞こえる。こちらも若い男の声だが、静かながら恐怖を覚える凄みがあった。その言葉で三人は押し黙っり、
「よし、これからのことをまとめるぞ。
まず、今回のターゲットジーク・クラウン及びエリカ・クラウンの暗殺はまた失敗に終わった」
「そうですね、今回も暗殺することはできませんでしたね」
「確かにKの言う通りだわ。でも悪いことばかりじゃないわ」
「あぁ、今回のことで彼奴等の実力がわかったからな」
リーダーらしき若い男につぎKと呼ばれた若い男、Iと呼ばれた女性、Bと呼ばれた太い声の男は答える。
「次の作戦はプランBに移行する。お前ら異論はないな?」
「異論はないです」
「えぇ、私も大丈夫です」
「あぁ、ワシらはあんたについていくだけだ」
リーダーの男が言った言葉に三人は同時に答える。
「これよりプランBに移行する。済まないがこれから約10年表に出ることを禁止する。わかったか!」
「「「我ら世界革命を成し遂げんとするために!」」」
三人は同時に合言葉を言う。
「ふっ、では解散!」
男の合図で部屋に四人の気配はなくなった。




