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セスが出ていった後のちょっとした話 13

今回はものすごく遅くなりましたごめんなさい!(>人<;)

今度からはできれば一週間に一度、千文字ぐらいで出したいなぁと思っています。

これからも見捨てないでみてください!


本当にごめんなさい‼︎‼︎

「......なんで......なんで死んでない! あの時確実に俺の魔法が当たたったはずだ! なんで死んでないんだ!」

男は声を荒げる。

その問いにジークは、

「そんなのは簡単なことだろ? 当たってなかったってことだ」

と、淡々と答えた。その答えに男は恐怖に満ちた顔になった。

......こいつは化け物だ.....自分では多分、いや、絶対にどうにもできない......。

男はこの瞬間にそう思った。自分の出せる最高の魔法が傷1つ付かない状態で、座ったままで、かつ抱きつかれたままで、距離もなく速さも相当なものだった。さらに防ぐまでの時間すらなかったのに、防御結界を張り平然と防いだ。蛇に睨まれたカエルの気分だった。

「あんな魔法でこの人を殺すなんて......愚かにもほどがあるわ! この人を殺すのならあなた以上の魔法を使える人を連れて来なさい!」

まさにその通りだった。

俺はこいつらに勝てない......。

男は痛いほどに痛感した。相撲にならないと。

だが、やらなければいけない......。俺は、この二人を殺すことを命令されているから。この国の人間が憎いから......。少しでもほんの少しでもこの男に手傷を負わせるだけでもいい......。

ジークは男の変化に気づいた。目の色が変わったことに。それは覚悟を決めた目。どんなに弱い相手でも一番相手にしたくない相手だった。なぜか.....それは、かくごをきめた人間はとくに、死ぬことを受け入れた人間は、死を恐れないからだ。

ああ、やりたくねーな......。

ジークは心の中で愚痴った。

ジークがそんなことを思っていると、目の前にいた男の姿が一瞬にして消えていた。そして、ジークの体前面に衝撃が走る。ジークは衝撃のせいで後ろに飛ばされた。ジークの体は背中を後ろに激しく打ち付ける......はずだった。その衝撃は全くなかった。どうして体に衝撃がないかは考えなくてもわかるだろう。ここには他にエリカというジークが一番信用できる女性がいるのだから。

「エリカ、すまない」

「全然大丈夫ですよ〜」

エリカはジークの感謝に軽く答える。

ジークの体が無事だったのはエリカの結界によるものだった。たが、エリカの結界は少し特殊な結界だった。と言うのも、結界は守るためにあるが大抵の結界は何かしらのカウンター、反撃するための能力が付いている。さらに、結界は守るためににあるが受け止めるためにはできていない。つまり、結界で何かを受け止めようものならそれを壊しかねない。しかし、エリカはそれをさせなかった。魔力の微量な調節をし、多すぎず少なすぎず魔力を結界に注いで、これを成功させた。相当な魔法センス、魔力調節の技術などの技術をもっていなければできない芸当だ。それも、集中力も必要とするため速く発動するのは困難だ。それをできる者はほんの少数しかいない。エリカだからこそこの場で失敗することなくできたのだ。

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