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何が起こった!? 4
もう直ぐ転生します。多分。
「そうですか、なら、転生させてください」
少年は言った。
「いいのか? なぜ、戻りたいと言わない。普通は戻りたいと言うだろ、何でだ?」
神はそこが聞きたかった。普通、まだ生きたいと言ってもおかしくはない。
なのに、少年は転生を選んだ。
「強いて言えば、未練が無いからですかね」
少年は、未練が無いからでかたずけた。
「わかった、何も聞くまい。だが、本当に良いんだな」
「はい、転生させてください」
「特典を付けよう何が良い?」
特典?と少年は思った。
また心を読んだ(多分、考えも読めるのだろう)神は言った。
「君が転生する場所は、剣と魔法の世界だ。そんぐらいあっても良いだろ?」
神は罪滅ぼし(?)なのか、そう提案した。
「何でも良いんですか?」
「ああ」
神は即答だった。
少年は四つの特典を言った。
神は分かったと言い、少年に四つの特典を付けた。
そして、
「特典を付けた。もう行くか?」
「はい」
神が指を鳴らした。そして、少年は光に包まれた。
少年がいなくなって、
「すまない」
一人つぶやいた。
次に続く。