表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/58

セスが出ていった後のちょっとした話 9

投稿遅れてすみません。

エリカに抱きつかれたまま20分を過ぎようとしていた。

結局ジークはエリカの華奢な体から出される力になぜか勝てなかった。

「それでも国1の実力者か」と罵られるかもしれない。だがジークは、国1の魔力量に格闘術、さらに身体能力に戦術。どれもこの国で、この世界で彼と同等の人族や亜人、つまりエルフや獣人やドワーフなど、人族以外の者で並ぶ者はほんの一握りしかいない。事実上の国1である。

そんなジークが抜け出せなかったということは、エリカが国1なのではと思われる。だが違う。ジークが抜け出せなかった理由はエリカに抱きつかれていることに原因がある。正直なところ心の問題だ。

エリカの体の発育は良い。二十代半ばを過ぎてなお二つの山は張りと弾力を失っていない。十代のそれと何ら遜色ないそれに密着していたいと思うのは男の性だ。結婚し子供を授かっていてもそれは新鮮なのだ。つまり進入者かその柔らかい二つの山かで悩むまでもなく後者に負けたため抜け出せない。いや、抜け出したくなかったが正しい。

いちゃいちゃしているジーク(本当に不本意)とエリカはさらに10分間その体勢でお互い言葉を発することなく沈黙していた。


バンッ!


だが二人の沈黙を破るかのように激しく扉が開かれた。そこに立っていたのはこの家の執事でもなければメイドでもない人物。つまり進入者だ。

「......見つけた」

その声には嬉しさが含まれている。何がそんなに嬉しいのか分からない。ただ進入者の男からは悪意に満ちた殺気が向けられている。

「俺はあんたらを殺す!」

男はいきなり物騒なことを口走った後、ジークとエリカに向かって無詠唱で魔法を放つ。その魔法は先ほどバトラスに向けた魔法と同じ、いや違う。形こそファイアーランスと同じだが、バトラスに使ったファイアーランスよりさらに高火力高威力の魔法だった。その魔法は複数ありそのどれもが殺傷能力は十分に思われる。その炎の槍は一直線に目で追えなくもないが高速でジークとエリカに向かう。


ダァーンッ!


銃の発砲音のような音がした。それらは二人に当たり爆発した。

周りは先ほどの爆発で吹き飛び、土煙が舞い上がる。視界不良のため先が見えないが、男は二人を殺したと確信した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ