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セスが出ていった後のちょっとした話 6

「............」

いきなりキスをされたジークはまた唖然としていた。

「ふふ、私はあなたを愛しています」

どんなに怒っていてもエリカはジークのことを愛している。エリカはこの先何年たったとしても、ジークを嫌いになることなど絶対にないと確信していた。それ程までにエリカはジークのことを愛していた。

エリカがジークの顔に手を近づけようとする。その手は他の多くの女性が羨むほど程綺麗な手をしていた。顔良し、スタイル良し、肌良し、これだけそろっいるにも関わらず、周りに疎まれていないのはエリカの人望あってのことなのだろう。

ガチャッ

扉が小さな音を立てて開けられた。

「......ジーク様、呼ばれていないお客様がお見えになられていますがどういたしましょうか?」

扉を開けたのは、執事長のバトラスだった。そのバトラスが入ってきて早々に客、つまり進入者がいることをジークに伝える。

「......おっと、これは失礼しました。お楽しみ中でしたか......。なら、わたくし達がお客様を帰らせましょう。どうぞお楽しみくださいませ、ジーク様、エリカ様......。」

バトラスは今のジーク達の体勢を見て、この先をすると決めつけてしまった。

「......えっ!」

「......なっ!」

二人同時に声を上げていた。

ジークは顔を赤くさせるまでもなかったが、エリカは今の自分達の体勢と、自分の行動に顔を真っ赤に染めていた。耳までも赤い。

(お! この恥ずかしがるエリカの顔、ものすごくそそるものがあるぞ!)

止まっていた思考が動き出したジークは、エリカの恥ずかしがる顔を見てそう思った。

こんな時に不謹慎だと思うが、今のエリカはものすごく可愛らしい。

そんなエリカを見ていたジークは、

「かわいいな......」

と声が出ていた。

「......み、見ないでください~」

そのつぶやきを聞いたエリカは、顔を両手で隠す。またその仕草が可愛らしかったのは秘密だ。

ちなみに、バトラスは二人に気を使って音を立てずに退室していた。だが二人はそのことには気づいてはいなかった。

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