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セスが出ていった後のちょっとした話 2

カロルの言った国の法にある、表と裏の話を聞いたジークは、目を輝かせている。

「それは本当なんだな?」

「ああ、本当だ。嘘をつく必要はないからな」

「それが本当なら......」

ジークは嬉しそうにつぶやいている。

「でもそれは、セス君次第だ」

「あ、あぁ。分かってる。でも、この国にそんな法があったとは驚きだな」

「まぁ、知らない方が当たり前だ。俺だって王に就いてから初めて知ったんだからな」

それを聞いたジークは驚いた。王に就いて初めて知ったのか、と。

そして、それを見てカロルはニヤニヤし始めた。

「ほんとお前の驚く顔はいつ見ても飽きないな」

「え!? 俺の顔そんなに変か?」

「いや、変ではない......はず。ただちょっとおもしろいと思う」

ジークは少し怪訝な顔をする。

「ちなみに、その顔も俺はおもしろいと思うぞ」

「もうどんな顔もしないぞ」

ジークはそう言って真顔になる、が。

「......言っとくが、その顔もだ」

「だーー! 結局どんな顔も同じじゃねーか!」

ジークは机に突っ伏した。これなら見られないと思ったからだ。

「ほんとお前はおもしろいな」

結局は行動も顔もカロルにとっておもしろい以外の何者でもなかった。

さらにこんなやりとりを二時間ほど彼らは続けた。


「......さてと、俺はそろそろ帰る」

ジークは話が終わって帰ろうとする。

ジークが扉に手をかけようとしたとき後ろから

「妹にどう説明するのか楽しみだなー。弟よ」

「......あ゛」

カロルはとても大人のする顔ではない。

その顔はまるで悪ガキがいたずらをしたときの顔のように悪かった。

すごく悪い。

「......どどどどど、どうすれば......なにされるか分からないぞ......」

「フフフ、そんなお前に妙案があるぞ」

「ほ、本当か!」

ジークはすがる思いでカロルにしがみつく。

一方カロルは、どう見てもこの状況を楽しんでいた。


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