お金が無い 3
偽名を使ったのは理由がある。セスと言う名前はこの国では有名な名前で、セスと聞いたら誰もがクラウン家の天才、とか天使とか出てくるほど有名なのだ。
だから、セスはあえて偽名にしている。
ちなみに、セスの顔も知られてるので、変装している。ていうか、白に他から見たら普通の顔に見える魔道具を作らされたのだが、意外と成功して白もそれなら大丈夫、と言っていたので、たぶん普通の顔のはずだ。
「ふぅーん、アキラね。なんでここに来たの?」
「えっと、ギルド登録をしたくて」
「でもここ強くないわよ?」
「それでも良いです」
「そう?なら君はけっていね」
普通に答えたらギルド登録は決定になった。
一人だけため息をはいてるのをセスは見逃さなかった。
無事にギルド登録はおわって・・・ない。
決定なだけだからまだなのはあたりまえ。だから今、魔力を測定する所に来ている。
「そういや、アキラ君。君何歳なの?」
「六歳です」
「六歳!?」
とても驚かれた。ただの六歳でなんで驚くのか疑問に思っていると、
「普通六歳でギルド登録はほとんどないのに」
と、言っていたから判明したので聞かない。
「まぁいいわ。そこに手を置いてちょうだい」
手を置くよう促されたので、手を置いてみた。ここでも水晶は光らなかった。正確には光らせなかったが正しいが。ここでも驚かれたが、何事もなかったかのように、ギルド登録は終わった。
「そう言えば、私たちの、名前を教えてなかったわね」
唐突に、ギルドマスターは言ってきた。
「私の名前は、リリ、よろしくね、アキラ君。あー、あと、さっきまでいたのがジュリよ」
「よろしくお願いします」
丁寧に頭を下げて言った。
これでやっとギルド登録は無事に終わった。
まだ続きます




