夏の海の別荘で 4
海の別荘で編の話をどうするか凄い迷います。
今、血塗れだった父さんも生き返って?食事をしている。
なぜ、疑問系かと言うと、父さんはゼェーゼェー言いながら食事をしているからだ。母さん、ほんとに何したんだと言いたくなる。
「そういえば、自己紹介をしてなかったな」
父さんが突然言い出した。
そういえば、この二人が何者か聞いてなかったな、とか思っていたら、
「こっちの金髪が俺の腐れ縁のカロル・スード・スワンだ」
「初めましてセス君。一応そこにいる君のお母さんの兄だ。よろしく」
「初めまして」
簡単に挨拶をした。しかし、
カロルさんは王族だった。ていうか、母さんも王族みたいだ。
本当にこれには驚いたな。次に、
「で、こっちがレイン・ベッティツァだ」
「説明ありがと。初めましてセス君。私のことはさっきのように、レインお姉ちゃん、て呼んでね。ところでエリカ、この子本当にあなた達の子供なの?私にくれない?」
とんでもないこと言い出したなぁとか思っていたら、
「本当に私の子供よレイン。それと、貴女にはあげないわよ。私の可愛いセスくんは」
母さんの語尾が無くなってるし、殺気が出てる。ほんと怖い。
自己紹介が終わってすぐに食事が終わった。
「なんで、二人は此処にいるの?」
「あれ?お母さん、お父さんに聞かなかったの?」
「忘れてたの~、本当に何度見てもセスくんは可愛いわね~」
いきなり抱きついてきた母さん。痛い。ほんとに痛い。
「此処にいる理由は、遊びに来たからだ」
答えたのは、カロルだった。
「本当に遊びに来ただけなの~?」
「ああ」
エリカはまだ疑っていたが、渋々頷いていた。
「お母さん、海に行っちゃだめ?」
一応聞いてみた。
「それもそうね~、セスくん一緒に行きましょうね~」
母さんはとても上機嫌だった。
みんなで海岸に行くことになった。
まだ続きます。